チェルシーは３月17日のチャンピオンズ・リーグ（CL）、ラウンド・オブ・16第２レグでアトレティコ・マドリーに２-０で勝利し、２試合合計３-０でベスト８進出を果たした。

　１月末に就任したトーマス・トゥヘル監督は、これで公式戦での連続無敗記録を13試合とした。データサイト『Opta』によれば、チェルシーのクラブレコードだ。

英衛星放送『Sky Sports』によると、19日の準々決勝組み合わせ抽選を前に、トゥヘルは「われわれとの対戦を望むチームはないと確信している」と、恐れを抱いてはいけないと話した。

「非常に難しい挑戦が待っている。すでにベスト８なのだからね。大きな一歩だ。だが、恐れる必要はない。抽選結果を受け止め、できるだけ良い準備をしていくよ」

　そのドイツ人監督は、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたエヌゴロ・カンテに「彼がいれば、最低でも0.5人は数的優位だ。ほかにはないことだよ」と賛辞を寄せている。

「彼を指導できるのは喜びだ。わたしにとっては、大きな贈り物だよ。とても、とても謙虚なんだ。ピッチでとても助けてくれる」

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　英紙『Daily Mail』によれば、チェルシーOBのジョー・コールも『BT Sport』で「カンテは５歳くらい若返ったみたいだ」と称賛。元イングランド代表のリオ・ファーディナンドも「ボールにくっつく磁石のようだ」とたたえている。

「最近のカンテはまた、プレミアリーグで優勝したときのレスター時代に戻ったようだ」

　さらに、ファーディナンドは「攻守両面で気に入っている」と、守備だけでなく攻撃においてもカンテのパフォーマンスが優れていると話した。

「彼には守備から攻撃に転じる能力がある。きょうの彼は、攻守両面で見ていて楽しかった」

　勢いに乗るチェルシーは、国内外でこのまま好調を保てるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部