前節終了時点で２位のバルセロナは現地時間３月15日、ラ・リーガ第27節で、日本代表FW岡崎慎司が所属する最下位のウエスカとホームで対戦し、４-１で快勝を収めた。この試合で大エースがふたつの大記録を達成している。

　０-０で迎えた13分だった。セルヒオ・ブスケッツのパスをゴール左で受けたリオネル・メッシはマーカーのスライディングを瞬時にかわすと、一度ドリブルを入れてから左足を一閃。強烈なシュートを突き刺した。

　メッシはこれで13シーズン連続でラ・リーガ20ゴールに到達。データサイト『Opta』は「同リーグでは唯一の達成者、地球外生命体だ」と伝えている。

　勢いに乗ったアルゼンチン代表FWは、アントワーヌ・グリエーズマンとオスカル・ミンゲサのゴールで３-１となった後半アディショナルタイムにも、ペナルティエリア外からのミドルシュートでゴールを奪取。得点ランキング２位のルイス・スアレス（アトレティコ・マドリー）に３点差をつけた。

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　さらにクラブ公式サイトによれば、メッシは圧巻の輝きを放ったウエスカ戦で、バルセロナでの通算出場記録を767に伸ばし、元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスと並び最多タイに。内訳はラ・リーガ510試合、チャンピオンズ・リーグ149試合、国王杯 79 試合、スーペル・コパ20試合、クラブワールドカップ５試合、UEFAスーパーカップ４試合となっている。

　偉大なレジェンドが名を連ねる、出場試合数トップ10は以下の通りだ。（※★は在籍中）

１位 シャビ・エルナンデス（767試合）
１位 リオネル・メッシ（767試合）★
３位 アンドレス・イニエスタ（674試合）
４位 セルヒオ・ブスケッツ（617試合）★
５位 カルレス・プジョル（593試合）
６位 ジェラール・ピケ（558試合）★
７位 ミゲル・ベルナルド（549試合）
８位 ビクトル・バルデス（535試合）
９位 カルロス・レシャック（449試合）
10位 ギジェルモ・アモール（421試合）

　首位のA・マドリーとは勝点差を「４」に縮めたバルサ。メッシは21日の次節レアル・ソシエダ戦でもゴールを奪い、“シャビ越え”に華を添えることができるか。なお、ベンチ入りした岡崎は２試合ぶりの出番なしに終わっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部