【セルジオ越後】大久保の爆発も3点取らないと負けるようでは…。川崎は安定しているが懸念材料は三笘か

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年03月13日

新外国人を補強したチームとしなかったチームに明暗

復帰したC大阪でゴールを量産する大久保(左)とキレのあるドリブル突破が特長の三笘(右)。写真:サッカーダイジェスト

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 Jリーグが開幕して3節を終えた。ACL出場組は4試合を消化して、4連勝の川崎フロンターレが早くも首位に立っている。昨季の独走優勝を彷彿させる圧倒的な差を見せつける勝利もあり、今季もその強さは健在だ。

 おそらく、優勝を狙うどのチームも今季は川崎をいかに止めるか、あるいはいかに食らいついていくかがテーマになっていると思うけど、やっかいなことに今季もやっぱりコロナ禍の影響が各チームを襲っている。

 最も顕著な例は言うに及ばず、ガンバ大阪だね。クラスター(集団感染)が発生して、6節までの試合が開催中止となってしまった。今後ACLのグループステージも入ってくるなかで、過密日程は避けられないし、最悪の場合は0-3の負けになるという。練習再開のタイミングが早過ぎたと批判もあるというけど、これはJリーグと協議したうえで決めたこと。クラブにとっては痛恨だけど、責任の一端はJリーグにもあるんだから、負けにするというのはいかがなものだろう。ガンバとしてはすでに大きなハンデキャップを背負っているわけだからね。

 同じようにチーム作りの面でハンデを背負っているのが、今季新外国人選手を補強したチームだよ。Jリーグでプレー経験のない新規の外国人選手はいまだ入国制限によって、来日できていない選手がほとんどで、監督たちも待ち焦がれているんじゃないかな。

 川崎と開幕戦を戦った横浜F・マリノスや2戦目以降に戦ったセレッソ大阪、ベガルタ仙台、徳島ヴォルティスもみな新助っ人が来日できていなくて、徳島に至っては監督すら来日できていない。鹿島アントラーズや柏レイソルも期待値の高いブラジル人選手を獲ったけど、来日は叶わず……。結局、国外でプレーしていた助っ人などを獲得せず、継続的なチーム作りをした川崎が、この状況で一番実のある強化をしたということになるのかな。

 そんななかで、セレッソの大久保が開幕3戦連発で計4発と爆発しているね。セレッソも獲得したオーストラリア代表のFWが来日できていないなかで、チームにとって喜ばしい活躍だ。以前のコラムではおじさんばかりが目立って、若手はどうした? などと言ったけど、サッカーのニュースがなかなか取り上げられないなかで、こうして元日本代表のベテランが脚光を浴びて話題を提供してくれるのも嬉しいことだよ。

 とはいえ、大久保が点を取っても勝てないようでは意味がない。川崎とFC東京には2-3で敗れて、清水エスパルスには2-1で勝ったものの、後半立ち上がりに勝ち越し点を取られていたら、結果はどうなっていたか分からなかった。監督がクルピになって攻撃的にはなったけど、もう少し守備が安定しないとセレッソは厳しいかもしれないよ。
 

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