横浜FCの下平隆宏監督が９日にオンライン取材に応じ、２連敗中の現在の心境を告白。また、３月10日に行なわれるJ１第３節・浦和レッズ戦で警戒するプレーヤーに“教え子”の名を挙げた。

　横浜FCは開幕節の北海道コンサドーレ札幌戦で１－５の惨敗。さらにホーム開幕戦となった２節の大分トリニータ戦でも１－２の敗戦を喫し、ここまで２連敗で20チーム中最下位と、厳しいシーズンの立ち上がりとなっている。それでも指揮官は、現在のチーム状況について「焦りはある」としながらも、前節・大分戦の内容は「満足できる」と評価した。

「良いスタートを切りたかったところで２連敗と、非常に居心地の悪い順位にいる。ただ、一発目の札幌戦に関しては本当に良くなかったですが、２戦目の大分戦は内容的には非常に満足できるところもありました。去年あれだけ苦手にしていた大分に対してそういったゲームができたことは期待感が持てますし、そこまでチーム状態は悪くないです。ここから３、４連敗としないように食い止められるか、（浦和戦は）勝点を取るために重要な一戦になってくると思います」
 

　開幕のスタートダッシュにこそ失敗したものの、まだシーズンは始まったばかり。次節に対戦する浦和もここまで１分１敗と苦戦を強いられているが、「お互いに勝点が欲しいゲームになる」と下平監督は気を引き締める。また、浦和で警戒する選手について訊かれた指揮官は、FW杉本健勇と柏レイソルのユース監督時代に指導したDF山中亮輔の名前を挙げた。

「杉本は高さと（ボールを）収める力があるので、もし彼が出てくるのであれば要注意です。あとはやっぱり山中ですかね。僕の教え子でもあるんですが、彼はクロスの精度が非常に高いので、クロスやフリーキックを含めて、彼の左足のキックというのは十分に注意しないといけないと思っています」

　浦和対横浜FCは、埼玉スタジアムで10日の18時にキックオフ。下平監督が警戒する、山中との師弟対決にも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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