チャンピオンズ・リーグ準々決勝、バイエルン対ポルトの第２レグが４月21日に行なわれ、ホームのバイエルンが６−１で圧勝。１−３で敗れた第１レグのビハインドを跳ね返し、トータルスコア７−４と大逆転でベスト４に勝ち上がった。
 
　第１レグのリードもあり、重心を下げて慎重に試合に入ったポルトに対し、バイエルンはサイドを使って攻勢に出る。
 
　先制点は14分。左サイドからのベルナトのクロスに合わせたチアゴが頭でネットを揺らす。
 
　トータルスコアで逆転となる２点目を奪ったのは、その８分後。CKから最後はボアテングがヘッドで押し込んだ。
 
　勢いに乗ったバイエルンは、腰の引けたポルトをさらに攻め立てる。27分、３点目は圧巻のゴールだった。右サイドのラームが浮き球をボレーで折り返すと、ミュラーがこれもダイレクトで完璧に繋ぎ、レバンドフスキがヘッドで締めくくった。
 
　36分、相手DFに当たって軌道が変わる幸運なミドルをミュラーが突き刺すと、40分にはそのミュラーの折り返しにレバンドフスキが合わせる。
 
　前半だけで大量５点を奪ってトータルスコアをひっくり返したバイエルンは、後半は１−１でまとめ、勝利の凱歌を上げた。