「日本人だから欧州の選手みたいに…」“必須な存在”となった冨安健洋にボローニャ指揮官が要求した「改善点」は?

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年02月21日

両SBで貢献した冨安へ賛辞続々

サッスオーロ戦で献身的なプレーを披露した冨安。味方の退場によるポジション変更というアクシデントにも動じなかった。 (C) Getty Images

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 味方の退場でポジションを入れ替えても冨安健洋は変わらない安定感を披露した。

 現地時間2月20日に行なわれたセリエA第23節で、ボローニャはサッスオーロと敵地で1-1と引き分けた。ロベルト・ソリアーノのゴールで先制するも、後半にフランチェスコ・カプートに同点弾を許した。

 ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、30分にビデオアシスタントレフェリーの介入でアーロン・ヒッキーが一発退場となると、中盤を削ってロレンツォ・デ・シルベストリを投入。4試合連続で右SBとして先発した冨安を左SBとして抜擢した。

 イタリア・メディアでは両サイドで遜色のないパフォーマンスを披露した日本代表DFに高い評価を与えられている。衛星放送『Sky Sport』や『Sport Mediaset』は、冨安に及第点を上回る6.5点をつけ、ウェブ系メディアの『Calciomercato.com』と『TUTTOmercatoWEB』、さらにボローニャ専門サイトの『bologna sport news』も6.5点と評価した。

 寸評も上々だ。『bologna sport news』は、「まず右、次に左で、恐れを抱かずにプレー。特に後半は数少ないとりでのひとつに」と称賛。TUTTOmercatoWEBは「右でも左でも実質的に何も間違わず。前への飛び出しも狙った。足も頭も正確に対応、ボローニャのベストプレーヤーのひとりと裏付け」と称えている。

 有力紙での評価も高い。『Corriere dello Sport』は、「多才なジョーカーで、実質的にボローニャに必須な存在。何も問題なく右から左にいった」と賛辞を寄せると、『Gazzetta dello Sport』は7点をつけたうえで、「右で完璧だったトミヤスは、デ・シルベストリ投入で左へ。表彰に値する耐久力だ」と激賞している。

 評価が高まる一方の冨安だが、指揮官は要求も忘れなかった。『TUTTOmercatoWEB』によると、試合後にミハイロビッチは「トミヤスは真面目だ。欧州のどのチームでもすでにプレーできる」と語ったうえで、こう続けた。

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「彼は改善の余地大きい。日本人だから欧州の選手みたいにずる賢くない。もう少し狡猾になることに慣れないと。だが、それもイタリアですぐに学べるよ」

 また、リッカルド・ビゴンSDも、「若く、改善の余地が大きい。上のカテゴリーの選手で、イタリア国内外の多くから求められた」と述べている。

「彼は仕事を続けなければいけない。狡猾さや闘争心という点で成長しなければ」

 当たり前のようにハイレベルなプレーを続けている冨安。カルチョで鳴らした往年の名手でもある指揮官から「どのチームでもプレーできる」と太鼓判を押された日本代表DFは、さらなる高みへと飛躍を遂げるためにも、「ずる賢さ」を身に着ける必要がありそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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