現地時間２月17日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）のラウンド・オブ16（第１レグ）で、ユベントスがポルトガルに乗り込んでポルトと対戦した。

　試合は驚きの幕開けとなる。開始１分、自陣ゴール前でビルドアップを始めようとしたユーベのMFベンタンクールがバックパスをミスし、これをイラン代表のFWタレミに押が押し込み、ポルトが先制する。

　その後はユーベがボールを保持するものの、今大会５試合連続完封中のポルトの堅牢を崩せない。さらにGKシュチェスニーのアバウトなフィードからセルジオ・オルベイラにシュートに持ち込まれるなど、またもらしくないミスが出れば、34分には主将のCBキエッリーニが負傷退場。良くない流れが続く。

　41分には、セットプレーからMFラビオがオーバーヘッドでゴールを脅かすも、敵GKマルシェシンにセーブされた。

　１点ビハインドで折り返したイタリアの絶対王者は、後半開始早々にまたしても被弾する。右SBマナファに突破を許し、最後はマレガにシュートを叩き込まれた。

　さらに52分にもS・オリベイラに際どいシュートを浴びるなど劣勢のユーベは、母国でのプレーとなった頼みのクリスチアーノ・ロナウドも精彩を欠く苦しい展開。63分にMFマッキニーに代えてFWモラタを投入し、打開を図る。

　これでようやく攻撃が活性化されると、迎えた82分、裏に抜け出したラビオのクロスにFWキエーザが合わせてネットを揺らし、貴重なアウェーゴール奪う。

　試合はこのまま１－２で終了。ユベントスは敗れたものの、このキエーザのゴールが第２レグに向けて、重要な１点となるかもしれない。

【動画】ユーベが痛恨のミス！ ポルトが開始１分で奪った電光石火の先制ゴール

構成●サッカーダイジェストWeb編集部