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「正気でも失ったのか?」大不振のクロップへ向けられた“解任論”にリネカーらが猛反論!「今の王者は脆いが…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年02月15日

優勝争いからの脱落を認める

苦しい状況の続くクロップとリバプール。風当たりが強まるのも無理はないか。 (C) Getty Images

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 2015年10月に発足してから6年――。リバプールに幾多の勝利をもたらしてきたユルゲン・クロップへの風当たりが強まっている。

 現地時間2月13日に行なわれたプレミアリーグ第24節で、敵地に乗り込んで3位レスターと対戦した4位のリバプールは1-3で敗戦。67分にモハメド・サラーのゴールで先制しながらも、守護神アリソンの拙守からの失点を含む3点を献上しての逆転負けだ。

 リバプールの監督就任後、初の3連敗を喫した指揮官にとっても痛恨の黒星だ。試合後の会見で、タイトルレースからの脱落を問われたクロップは、「……イエスだ。それは信じたくなかったが、今日の負けでそうなった」と力なく答えた。

 ここ数試合でパフォーマンスの質が明らかに落ちていることもあり、一部のサポーターやメディアはSNSで、クロップの戦術やチーム作りへの限界を主張。解任論が沸騰する事態にまで発展した。

 だが、そうした意見に、著名な記者や識者たちは反論している。英紙『Times』で執筆を続けているヘンリー・ウィンター記者は自身のツイッターで、「クロップはその情熱、エネルギー、素晴らしき戦いぶりでイングランド・フットボールに多くの興奮と喜びをもたらしてきた」と主張している。
 
「たしかに今の王者は脆く、タイトル獲得も消滅した。だが、彼は最愛の母親を失ったばかりだ。ゆえにクロップは感情的になることを許されるべきである。少しの弛み、そしてリスペクトに値する人物だ」

 今月9日に母親のエリザベスさんが他界したにもかかわらず、新型コロナウイルスによる渡航禁止令で葬儀に出席ができなかったクロップの心情を慮ったウィンター記者。その意見には、元イングランド代表FWのガリー・リネカーも同調している。

 英公共放送『BBC』の人気解説者は、突拍子もなく沸き上がった解任論を真っ向から批判した。

「クロップのクビを求める少数派への質問。正気でも失ったか?」

 政権誕生以来、最悪の不振にもがき苦しむクロップ・リバプール。現地時間2月17日にRBライプツィヒ戦(チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦第1レグ)に挑む彼らは、再び輝きを取り戻し、周囲の喧騒をはね返せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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