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冬の王者ミランがボローニャに辛勝で連敗ストップ! 冨安健洋は失点シーンで“詰めの甘さ”を露呈

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年01月31日

ミランは危なげなく試合を進める

強敵ミランを相手に右SBで奔走した冨安だが、失点シーンでは詰めの甘さを見せてしまった。 (C) Getty Images

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 現地時間1月30日に開催されたセリエA第20節で、首位に立っている“冬の王者”ミランは、敵地に乗り込んで、日本代表DF冨安健洋の所属する13位のボローニャと対戦した。

 今シーズンでは初となる公式戦連敗中のミランは、コッパ・イタリアのインテル戦から中3日で迎える今節もベストメンバーをスタメンに抜擢。一方のボローニャも注目の冨安を右SBで起用するなど盤石の陣容で大一番に臨んだ。

 立ち上がりからアウェイチームが主導権を握った試合は24分に動く。敵エリア内で果敢に仕掛けたミランのレオンが相手DFダイクスに倒されてPKを獲得。これを蹴ったイブラヒモビッチのシュートはGKに弾かれるも、冨安の寄せが甘くなった隙を見逃さなかったレビッチがこぼれ球をきっちりと押し込んだ。

 先手を取られたボローニャは、オルソリーニとバロウのコンビネーションから得点機を見出そうとするも、試合巧者ぶりを発揮して手堅い守りを披露するミランの守備に苦戦。38分にカウンターからようやくビッグチャンスを迎えたが、サンソーネのシュートは相手守護神ドンナルンマのビッグセーブに阻まれた。

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 数少ない好機を逸して1点のビハインドを背負ったボローニャ。かたや焦らずにじっくりと試合を進めたミラン。この両者の対戦は後半も同様の展開で進む。

 迎えた後半、ボローニャは55分に相手エースのイブラヒモビッチとマッチアップしたCBスオマロがハンドでPKを献上。これをケシエに決められて追加点をもぎ取られてしまう。

 PK献上の際のハンドでスオマロが一発レッドを命じられ、数的不利にもなったボローニャは、落ち着いた試合運びを見せるミランに決め手を欠いていたが、試合終盤にようやく1点を返す。81分、オルセンのラストパスを、元ミランのポーリが冷静に決めた。

 1点差に詰め寄られたミランは、冨安も最前線へ上げた相手のパワープレーに守勢を余儀なくされるも、守護神ドンナルンマを中心に何とか応戦。結局、2-1で逃げ切って、1試合消化試合が多いものの、宿敵インテルとの勝点差を5に広げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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