• トップ
  • ニュース一覧
  • 「クラブの成長の助けにはなれたのかな…」徳島、R・ロドリゲス監督のラストマッチを勝利で飾れず…。指揮官は4年間に手応え

「クラブの成長の助けにはなれたのかな…」徳島、R・ロドリゲス監督のラストマッチを勝利で飾れず…。指揮官は4年間に手応え

カテゴリ:Jリーグ

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年12月27日

「相手より完全に劣ったという印象は全くありません」

J1クラブ相手に健闘したが、徳島はR・ロドリゲス監督に勝利をプレゼントすることはできなかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

[天皇杯・準決勝]G大阪2-0徳島/12月27日/パナソニックスタジアム吹田

 徳島は好機こそ数多く作ったものの最後まで1点が遠く、今シーズン限りで退任するリカルド・ロドリゲス監督の最後の大会を、花道で飾ることはできなかった。

 試合は序盤こそボールを保持し、丁寧なビルドアップから決定機を得るなど、主導権を握っていた徳島だったが、なかなか相手の堅守を崩せない。逆に52分、82分とG大阪に得点を許し、2点をリードされる。その後も攻撃的な姿勢を貫き、終盤には猛攻を仕掛けるも、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

 R・ロドリゲス監督は敗戦こそしたものの、内容に対しては「劣っているとは思わなかった」と自信を示した。

「今日の試合をやってみて、相手より完全に劣ったという印象は全くありません。ボールを失う時間もありましたけど、我々が主導権を握ってうまくゲームをコントロールしながらプレーできていました。相手陣内でのプレーですとか、相手が我々のエリア内に入る回数を減らすことだとか、そういった狙いはうまくできていました。ただこういうJ1クラブと戦う時、ひとつ、ふたつミスがあるとやられてしまう。そこが我々がいままで戦ってきたところとの違いなのかなと思います」
 
 今シーズン限りで徳島を離れ、来季から浦和レッズの指揮を執ることとなったR・ロドリゲス監督にとっては、この天皇杯が徳島での最後の大会だった。そして、今日敗れたことで徳島での最後の指揮となった。

「理想を言うならば、この試合に勝って、この大会を勝利で終えて締めくくれれば、本当に映画のような展開だったと思う。ただ今シーズンは、勝利もたくさん積み重ねましたし、それから昇格、J2のチャンピオン、タイトルを獲ることができて、クラブの歴史的な部分で結果を残すことができた。4年やってきて選手であったり、クラブの成長の助けにはなれたのかなという風に思います」

 スペイン人監督が作り上げたチームが、来年挑むのは7年ぶりのJ1の舞台。浦和との対戦でこれまでのクラブ、選手の成長をR・ロドリゲス監督に示したい。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【天皇杯準決勝PHOTO】G大阪2-0徳島|パトリック・福田の得点で逃げ切り!徳島の攻撃を粘り強い守備で完封したG大阪が川崎との決勝戦へ!
【関連記事】
G大阪、王者川崎の待つ元日決戦へ! パトリック&福田弾でJ2覇者の徳島を2-0撃破
<2020ベストヒット!>「選手ファーストじゃなかった」G大阪・昌子源が語った日本復帰の真相「3か月休むと給料が…」
三笘薫&田中碧のゴールで川崎がJ3王者秋田を撃破、天皇杯決勝へ!中村憲剛“等々力ラストマッチ”を勝利で飾る
7か月後の東京五輪メンバー18人を大予想! 攻撃的MFは久保、堂安、三笘が当確か。残る一枠には…
ネイマール、母国で500人を呼んだ大規模忘年会を開き大炎上! “口止め”にも失敗して非難集中

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ