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ミラン ベルルスコーニが中国資本にクラブ譲渡を決断か 株式の75パーセントを15億ユーロで?

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2015年04月03日

2日夜、ベルルスコーニの邸宅で話し合いが。

ミランが中国資本に売却か。 (C) Getty Images

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 イタリアのニュースサイト『aska news』は4月2日、ミランのオーナー会長シルビオ・ベルルスコーニが、「中国資本にミランの75パーセントを譲渡することが事実上決まった」と周辺に語っていると報じた。
 
 買収に乗り出している中国資本は、中国政府の支援を受けており、首相が交渉の中心的な役割を担っている」という発言もベルルスコーニのものだとされている。詳細の詰めにはあと数か月時間が必要だが、買収の金額は約15億ユーロ(約2100億円)、バルバラ・ベルルスコーニが現在の副会長職に留まることは決まっているというのが、報道の内容。
 
 我々がつかんでいる情報では、今後についてはベルルスコーニが過半数を押さえたまま30パーセントを譲渡する、75パーセントを譲渡して経営権を手放す、あるいは当面は売却せず100パーセントを手元に残すなど、いまなお様々な可能性が開かれている。すべては、ベルルスコーニに届いた具体的なオファーに、どれだけ説得力があるかにかかっている。
 
 ベルルスコーニの周辺はこの報道が出た直後、すぐにその内容を全面否定しているが、ミラノ郊外のアルコレにあるベルルスコーニの邸宅では2日夜に会食が持たれ、その席上で買収に関する話し合いも行なわれた模様だ。
 
 同日21時50分、邸宅の門から出て行った車に中国人と思われる人物が乗っていたことが確認されている。ガラスの向こうに垣間見えた人影から推測すると、この人物は去る10月27日、ベルルスコーニと共にサン・シーロを訪れた香港の実業家リチャード・リーである可能性が高い。かねてから噂に上ってきたタイのビー・テチャウボンでも、中国ワンダグループの王健林でもないことは確かだ。今後の展開が注目される。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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