「クラブにとっても重要」と勧める日本人選手は?
イタリア誌『AM』のインタビューで、サンプドリアに所属する吉田麻也が様々なテーマについて話した。移籍前の三浦知良とのやり取りなどを明かしている。
サンプドリアが拠点とするジェノバには、もうひとつのチームがある。セリエA初の日本人選手として“カズ”が入団したジェノアだ。同じ街、同じリーグを知るレジェンドとのエピソードについて吉田は、「サンプドリアに来る前に、彼にメッセージしたんだ」と振り返った。
「彼は『ジェノバはとても美しい街、楽しめ』と返してくれた。自分にとって、彼は模範だよ。素晴らしい。53歳でまだ現役なんだ。自分にはできないと思う」
イタリア・サッカーとの縁という点では、日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ監督も同じだ。吉田は「戦術、精神面、プロ意識と、彼はあらゆる点で助けてくれた」と話し、「残念ながら、コロナ禍でまだイタリアでは会えていないんだ」と語った。
そのうえで、サンプドリアを率いるクラウディオ・ラニエリ監督は「ザッケローニに似ているか」と問われた日本代表CBは、「どちらも穏やかで紳士的、尊敬できる人たちだ」と答えている。
「ザッケローニはミランで、ラニエリはレスターでリーグを制した。ラニエリはそれでもまだとても謙虚だと思う。だけど、情熱的で断固たる姿勢でもあるんだ。あの年齢で当たり前のことじゃない」
サンプドリアが拠点とするジェノバには、もうひとつのチームがある。セリエA初の日本人選手として“カズ”が入団したジェノアだ。同じ街、同じリーグを知るレジェンドとのエピソードについて吉田は、「サンプドリアに来る前に、彼にメッセージしたんだ」と振り返った。
「彼は『ジェノバはとても美しい街、楽しめ』と返してくれた。自分にとって、彼は模範だよ。素晴らしい。53歳でまだ現役なんだ。自分にはできないと思う」
イタリア・サッカーとの縁という点では、日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ監督も同じだ。吉田は「戦術、精神面、プロ意識と、彼はあらゆる点で助けてくれた」と話し、「残念ながら、コロナ禍でまだイタリアでは会えていないんだ」と語った。
そのうえで、サンプドリアを率いるクラウディオ・ラニエリ監督は「ザッケローニに似ているか」と問われた日本代表CBは、「どちらも穏やかで紳士的、尊敬できる人たちだ」と答えている。
「ザッケローニはミランで、ラニエリはレスターでリーグを制した。ラニエリはそれでもまだとても謙虚だと思う。だけど、情熱的で断固たる姿勢でもあるんだ。あの年齢で当たり前のことじゃない」
数々の日本人選手が経験してきたセリエAだが、現在所属するのは吉田とボローニャの冨安健洋だけとなっている。そうした状況をふまえ、「日本人選手をイタリアのクラブに推薦するとしたら誰?」との質問に、吉田は香川真司の名前を挙げた。
「ここで一緒にやりたい。彼とサンプで一緒にやれたら、スポンサー的にも大きいだろうし、それはクラブにとっても重要なことだろう。コストはあまりかからない。経験は豊富だけどまだ若い。特にイタリアのスタンダードにはね」
さらに吉田は、香川を呼びたい理由について、「セリエAには僕より年上の選手たちがいるからだ」と言い切っている。
「イタリアでは、32~35歳でも選手がリスペクトされる。(ファビオ・)クアリアレッラ、イブラ(ズラタン・イブラヒモビッチ)、クリスチアーノ・ロナウド、(エディン・)ゼコとかね。ここには、プレミアみたいに走るFWは多くない。でも、エリア内で技術的かつ正確だ。得点機会があれば、彼らにやられる恐れがある。だからイブラはまだイブラだし、ロナウドはまだロナウドなんだよ。セリエAでプレーするようになってから、エリア内でよりずっと集中している」
今夏にサラゴサを退団して以来、所属先が見つかっていない香川。はたして、迷える31歳と吉田がイタリアで共闘する日は訪れるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部