「今や世界の笑いものだ」“皇帝”ベッケンバウアーが歴史的大敗のドイツ代表に送る助言とは?「土台が全くない」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年11月21日

就任14年目のレーブ体制をどう見る?

スペインの猛攻に為す術なく敗れたドイツに偉大なる先達からメッセージが送られた。 (C) Getty Images

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“ヨーロッパの盟主”が喫した大敗が波紋を広げている。

 現地時間11月17日に開催されたUEFAネーションズ・リーグのリーグAグループ4の第6節で、敵地に乗り込んでスペイン代表と対戦したドイツ代表が0-6という衝撃的なスコアで敗れたのだ。

 ドイツが公式戦において6点差をつけられたのは、1931年のオーストリア戦以来の出来事だ。ボール保持率31パーセント、シュート数でも2対23とスペインに圧倒され続けたチームにヨアヒム・レーブ監督も「正直に言って何が起きたか分からない」とうなだれるしかなかった。

 近年では最大の敗戦を喫したドイツの現状に、同国サッカー界の“重鎮”も黙ってはいなかった。かつて“皇帝”の異名で愛されたフランツ・ベッケンバウアーである。

 1974年に主将として、1990年に監督として西ドイツを世界王者に導いたレジェンドは、地元紙『Bild』のインタビューで、「あれは我々の知るドイツ代表の試合ではない。完全に何かを喪失していた」と現代表を猛烈に批判した。

「あの試合を見て、私が思い出したのは、タイガー・ウッズだ。彼は先週日曜日のマスターズ(ゴルフの大会)で、3打とされているホールを終えるのに10打もかかった。全くもって説明不可能な事態だったが、スペイン戦も同じだった。今や我々は世界中の人々の笑いものだ。こんなことはドイツ代表に関して、今まで全くと言っていいほどなかった」
 

 さらにベッケンバウアーは、就任14年目を迎え、一部メディアで限界説が報じられてもいるレーブ監督については「引き続き、指揮するべきだ」と持論を展開。そのうえで、こう注文をつけている。

「ヨギ(レーブ監督の愛称)とスタッフは、ああいう試合展開のなかで何をしたらいいのか分かっていなかった。もちろん、この先もEUROに向けて仕事を続けたほうがいい。あの試合は彼が新しい気づきを得るのに役立ったはずだ。

 私はあのチームに、土台となるものが全くないと感じた。チーム状況が上手くいっていないのであれば、リーダーとなれる選手がすぐに必要だ。私が思うにトーマス・ミュラーであれば、代表チームを再びトップレベルに押し上げられるだろう。バイエルンが試合中に厳しい状況に陥った時のようにね」

 ドイツ・サッカー界で多大なる影響力を持つ“皇帝”からのアドバイスは、苦しむ現代表の救いとなるのか。今後のパフォーマンスに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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