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トッテナムの「最強ストライカー番付」。元Jリーガーや現エース、韓国代表FWなど多士済々!現地記者が1位に選んだのは…

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020年11月21日

ケインは「エポックメーキングな存在」

ケイン(左上)、シェリンガム(右上)、クリンスマン(左下)のほか、名古屋でもプレーしたリネカー(右下)やソン・フンミンなどが番付に名を連ねた。写真:Getty Images

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【現地記者選定のトッテナム最強ストライカー番付TOP10(1990年以降)】
1位:ハリー・ケイン(イングランド代表)
2位:テディ・シェリンガム(元イングランド代表)
3位:ユルゲン・クリンスマン(元ドイツ代表)
4位:ガリー・リネカー(元イングランド代表)
5位:ジャーメイン・デフォー(元イングランド代表)
6位:ディミタール・ベルバトフ(元ブルガリア代表)
7位:ロビー・キーン(元アイルランド代表)
8位:ソン・フンミン(韓国代表)
9位:ステファン・イベルセン(元ノルウェー代表)
10位:ピーター・クラウチ(元イングランド代表)

 1990年以降のこの30年間で最も偉大なトッテナムのストライカーといえば、ケインをおいて他にはいない。18年ロシア・ワールドカップのゴールデンブーツは、プレミアリーグのゴールデンブーツにも二度輝いている(15-16~16-17の2シーズン連続)。3年連続25ゴール以上というプレミア史上3人目の偉業を達成し(15-16~17-18)、1.45試合に1ゴールの得点ペースは驚異的だ。従来の基準や常識を覆す、エポックメーキングな存在と言っても過言ではないだろう。

 92-93シーズンにスタートしたプレミアリーグの初代得点王として歴史に名を刻んでいるのがシェリンガムだ。開幕後にノッティンガム・Fから移籍すると、トッテナムで21ゴールをマーク。ノッティンガム・Fでの1ゴールと合わせ計22ゴールでトップスコアラーとなった。正確なフィニッシュに勝負強さが光り、ポストプレーやスペースメークも巧みで、旧本拠地のホワイト・ハート・レーンを最も沸かせた選手のひとりだった。

 クリンスマンは2シーズンのみの在籍だったが、そのなかで鮮烈な印象を残した。公式戦を通じて31ゴールを挙げた決定力はもちろん、労を惜しまないハードワークと、ピッチ内外での紳士な振る舞いでファンの心を鷲掴みにした。プレミア史上最高のドイツ人プレーヤーの称号は、このクリンスマンのものだ。

 プレミア創設前の90年代初頭に3年間プレーしたリネカーは、公式戦通算80ゴール、91-92シーズンに28ゴールで得点王レースで2位とさすがの貫禄を見せつけ、91年のFAカップ制覇に一役買った(ノッティンガム・Fとの決勝では、微妙なオフサイド判定でゴールを取り消され、PKも失敗しているが)。

 通算11年間在籍したデフォーは、クラブ歴代6位の143ゴールと、とにかくコンスタントにネットを揺らし、ファンに愛された。

 しなやかな身のこなしと卓越したボールスキルでエレガントにゴールを奪ったベルバトフは、2年間で16試合・12得点という欧州カップ戦での量産と、移籍市場でもたらした金銭的メリットが特筆に値する。レバークーゼンから1100万ポンドで加入し、マンチェスター・Uへは3075万ポンドで移籍と、わずか2年で2000万ポンドの利益を生んだ。

 このベルバトフとも2トップを組んだキーンは、クイックネスと機動力で前線をかき回しながら、シャープなシュートで6年連続二桁得点。チームMVPに三度輝いたアイルランドのスナイパーは、00年代のスパーズを代表する存在だった。

 ケインの後を追ってレジェンドへの階段を駆け上がっているのがソン・フンミンだ。切れ味抜群のドリブルでゴールへの道を切り開く個の力の持ち主で、昨シーズンのバーンリー戦で決めた、自陣エリア手前からの独走ゴールは衝撃的だった。

 96年から7年間在籍し、99年のリーグカップ制覇に貢献したイベルセン、10-11シーズンのCLで7ゴールと爆発し、8強進出の原動力となったクラウチも、スパーズの30年を語るうえで欠かせないストライカーだ。

文●ジェームズ・イーストハム(フリーランス)
翻訳●松野敏史
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年11月5日号から転載
 
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