「ここは異常だ」と批判
現地時間11月8日にプレミアリーグ第8節が開催され、注目を集めたマンチェスター・シティとリバプールのビッグマッチは1-1で終了した。
12分にサディオ・マネがカイル・ウォーカーに倒されて得たPKをモハメド・サラーが決めてリバプールが先行するも、31分に鮮やかなヒールターンから落ち着いてフィニッシュしたガブリエウ・ジェズスのゴールでシティが同点とした。
両チームがアグレッシブかつスピーディーに動き、終始、ハイテンポの攻防戦が繰り広げられたのだが、試合後に両軍の指揮官が漏らしたのは、レギュレーションや過密日程に対する不満だった。
まず、「選手たちは危機に瀕している」と声を上げたのは、ユルゲン・クロップだ。試合後に英公共放送『BBC』のインタビューに応じた熱血漢は、短期間で試合が行なわれる現在のスケジュールと交代枠を5枚から3枚に戻したプレミアリーグを非難した。
「例えば、水曜日に試合をしていたチームが、土曜日の12時半に試合するべきじゃない。日曜日なら問題ないかもしれないが、それでも12時半のキックオフは本当に殺人的だ。まだ回復段階なのに、目を覚ましたらサッカーをしなきゃいけないなんておかしい。
あと、私はすでにプレミアリーグにも掛け合っているが、選手たちを守るために交代枠を5枚にしてほしいと思っている。3枚に戻したのは、明らかにリチャード・マスターズ(プレミアリーグCEO)のリーダーシップの欠如で、間違った決断だからね。良いサッカーを見たいなら、もう少し休む時間がないと」
12分にサディオ・マネがカイル・ウォーカーに倒されて得たPKをモハメド・サラーが決めてリバプールが先行するも、31分に鮮やかなヒールターンから落ち着いてフィニッシュしたガブリエウ・ジェズスのゴールでシティが同点とした。
両チームがアグレッシブかつスピーディーに動き、終始、ハイテンポの攻防戦が繰り広げられたのだが、試合後に両軍の指揮官が漏らしたのは、レギュレーションや過密日程に対する不満だった。
まず、「選手たちは危機に瀕している」と声を上げたのは、ユルゲン・クロップだ。試合後に英公共放送『BBC』のインタビューに応じた熱血漢は、短期間で試合が行なわれる現在のスケジュールと交代枠を5枚から3枚に戻したプレミアリーグを非難した。
「例えば、水曜日に試合をしていたチームが、土曜日の12時半に試合するべきじゃない。日曜日なら問題ないかもしれないが、それでも12時半のキックオフは本当に殺人的だ。まだ回復段階なのに、目を覚ましたらサッカーをしなきゃいけないなんておかしい。
あと、私はすでにプレミアリーグにも掛け合っているが、選手たちを守るために交代枠を5枚にしてほしいと思っている。3枚に戻したのは、明らかにリチャード・マスターズ(プレミアリーグCEO)のリーダーシップの欠如で、間違った決断だからね。良いサッカーを見たいなら、もう少し休む時間がないと」
一方、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も敵将に同調している。英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューで、「ここは異常だ」と持論を展開した。
「クロップとも5人交代について話し合った。他のほとんどの国では、パンデミックのなかで5人の交代が必要だと理解があり、それを導入している。しかし、ここでは真逆だ。選手たちは休みらしい休みも取れないまま、プレーを続けている。そして今日もイングランド代表の素晴らしいサイドバックであるアレクサンダー=アーノルドが怪我をした。我々は選手を守れていないし、それが災いしていると思う」
5人交代制はビッグクラブに有利という意見が少なくなく、採用に二の足を踏んだプレミアリーグ。クロップとグアルディオラの声は、ルールを改めるキッカケになるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部