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「ドイツでは不運だった」昨季の欧州得点王が、失敗続きの国外移籍を回想「スペインでのエメリとの時間は…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年10月13日

セリエAでは3度の得点王を獲得するも…

過渡期にあったクロップ政権下のドルトムントで不遇をかこったインモービレが当時の想いを振り返った。 (C) Getty Images

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 ラツィオのチーロ・インモービレは昨シーズンにセリエA最多タイ記録となる36ゴールをマークし、欧州得点王のタイトルとなるゴールデンシューを獲得した。

 そんなインモービレは、フランスの老舗専門誌『France Football』で、「受賞者リストを見て、リオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドの名前が交互にあり、間にいるのがもうひとりの規格外の選手、ルイス・スアレスであるのを見ると、そこに自分もいるのはファンタスティックだった」と喜んだ。

「特に、バロンドールがない年だからなおさらゴールデンシュー受賞に違う価値がある。もちろん異なる賞で、バロンドールは投票やチームのタイトルにより、ゴールデンシューは数字だけだ。でも、僕はロベルト・レバンドフスキのような偉大なストライカーにも勝つことができた。バロンドールがあったら受賞していた可能性のある選手だ」

 トリノ時代を含め、セリエAで得点王に3度輝いたインモービレだが、国外では本領を発揮できずにいる。過去にはドルトムントやセビージャでプレーしたが、いずれも期待された結果を残せなかった。

 現在30歳のイタリア代表FWは、「ドイツではもっとうまくやれたはずだが、不運な経験でもあった。ドルトムントでの(ユルゲン・)クロップのラストシーズンだった。チームはうまくいっておらず、そういう代償も払った」と振り返っている。

「スペインでは、ポテンシャルを発揮する機会をまったく得られなかった。試合に出るのにふさわしいときでもずっとベンチだったんだ。セビージャでは(ウナイ・)エメリと難しい時期を過ごした」
 
 国外挑戦で躓いてきたインモービレとは対照的に、かつてセリエBのペスカーラで活躍した同僚のマルコ・ヴェッラッティは、セリエAを経験せずにパリ・サンジェルマンというビッグクラブに移籍し、フランスで地位を確立した。

 そんな元チームメイトについてインモービレは、「彼は少し例外だ」と話している。

「僕を含めて、そのほかの選手たちは、国外で苦戦してきた。理由は説明できない。僕ら(イタリア人)はより適応できないのかもしれないね。もっと時間が必要なんだろう」

 それでも母国に戻ってからネットを揺らし続け、ゴールデンシューのタイトルを手にするまでになったインモービレ。今シーズンのセリエA、そしてEUROの大舞台でも、得点を量産し続けられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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