• トップ
  • ニュース一覧
  • 故障持ちのウンティティ放出に苦戦するバルサ。チームドクターは2年前に「リスク」を主張していた

故障持ちのウンティティ放出に苦戦するバルサ。チームドクターは2年前に「リスク」を主張していた

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020年09月30日

「バルサ放出プロジェクト」最後の大物

バルサは構想外のウンティティを放出できるのか。(C)Getty Images

画像を見る

 バルセロナはこの夏、イバン・ラキティッチ、ネウソン・セメド、アルトゥーロ・ビダル、そしてルイス・スアレスと、ロナルド・クーマン新監督の構想外となった選手を、セメド以外はほぼタダ同然で放出してきた。

 そして、着々と遂行されるこの「放出プロジェクト」の残る最後の大物は、フランス代表CBのサミュエル・ウンティティとなる。彼は左膝に爆弾を抱えているだけに、買い手を探すバルサにとって、その難易度はもっとも高いと言えるだろう。
 
 ウンティティは18年6月、バルサとの契約を2023年まで延長した。待遇面は大幅に改善され、契約解除金はリオネル・メッシに次いでチームで2番目に高い5億ユーロ(約625億円)に設定された。

 しかし、直後に参戦したロシア・ワールドカップで以前から違和感を訴えていた膝の怪我を悪化させており、ここ2シーズンはほとんど使い物になっていないのは周知の通りだ。

 スペイン紙『アス』によれば、クラブがまさにウンティティとの契約延長に踏み切ろうかというとき、実はチームドクターはそのリスクを強く訴えていたという。

 にもかかわらず、その主張を却下し、5年という長期契約に踏み切ったのは、他でもないジョゼップ・マリア・バルトメウ会長だった。以下は、当時の会長のコメントだ。

「サミュエルはとても重要な選手。彼がいなければ数年後、このチームは別のものになっているだろう。我々には彼が必要なんだ。だから2023年まで契約を延長したんだよ」

 フロントは移籍市場がクローズするまで受け入れ先を探し続けることになるが、望みがあるとすれば、来夏にEUROが開催されることか。クーマン監督はすでに構想外であることを通達しており、チームに残れば出場機会は限定され、EURO出場が難しくなる。

 ウンティティは2年前、フランス代表の世界制覇ために膝の痛みを押してプレーを続けた。バルサとしては、今度は逆の意味で彼の代表愛にすがりたい気持ちだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【関連記事】
久保建英に出場時間を与えないエメリ監督に批判殺到!「こんなはずではなかった」マドリー側がレンタルを打ち切る可能性に現地言及
「彼らは本気だった…」オーバメヤンがバルサからのオファーを漏らす。アーセナル残留の決め手となったのは?
「君は解雇に値しない」メッシが親友スアレスへの惜別投稿でクラブを批判!「違うシャツを着て対戦するなんておかしい」
「興奮しないのは不可能だ」スアレスの“デビューから1分後の”絶妙アシストを現地絶賛!「驚異的なお膳立て」
「バカげている」バルサがまた迷走!“スアレスの後釜”ラウタロへのオファーがしょぼ過ぎて…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ