[J１第19節]鹿島０-２大分／９月27日／カシマ

　勝利を決定づけるゴールだった。

　１-０で迎えた80分、野村直輝のスルーパスに反応し、敵守備陣の背後に抜け出した髙澤優也は、相手GKとの１対１を落ち着いて制し、ゴールネットを揺らした。

「１対１は自分の中で課題としているところ。ある程度、落ち着いて決めることができた」

　２点のリードを得たチームはその後、相手の反撃を抑え込み、２-０の完封勝利を収めた。

「１-０でずっと戦っていくより、２点差、３点差って、点差をつけたほうが後ろの選手たちも楽になるんじゃないかと思っていたので。追加点を取れたのは大きいんじゃないかなと思います」

　前回対戦でも髙澤は得点しているが、当時は１-４の大敗を喫している。

「１回負けた後に、次は負けないっていうふうに、カタさん（片野坂監督）からも言われていましたし、チャレンジャーの気持ちで臨んだので、勝てたのはチームにとってプラスになったと思います」

　今回は自らの得点で勝点３に貢献。これで今季４点目。難敵相手に決めた価値あるゴールで、23歳のFWはさらに波に乗っていけるか。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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