「中央の守備を強化したいなら別に適役がいる」
イタリアでの2年目は、冨安健洋にとって新たな挑戦となる。守備の国イタリアで、本職のCBとして勝負するシーズンとなるからだ。
ボローニャに加入して1年目のシーズン、冨安は右SBで高い評価を受けた。市場価値は3倍以上となり、国内外の強豪から熱い視線を寄せられるように。技術部門のトップを務めるワルテル・サバティーニは、マンチェスター・ユナイテッドでプレーするのにもふさわしい選手と称賛した。
だが、シニシャ・ミハイロビッチ監督は今季、冨安を右SBではなく最終ラインの中央に戻す意向だ。すでに新シーズンに向けて始動したチームにおいて、冨安はベテランのダニーロらとCBのポジションを争うことになる。
日本のファンにはおなじみの本職だが、イタリア・サッカー界における冨安はCBとしての地位を確立していない。チーム事情からCBを務めた昨季の数試合では批判も浴びた。
OBのレナト・ヴィッラも懸念を示すひとりだ。ボローニャ専門サイト『bologna SPORT NEWS.it』によると、ヴィッラは地元紙『Resto del Carlino』で「トミヤスは中央でプレーする特徴の選手じゃないと思う。ミスが高くつく役割なのに、ポジショニングのミスを犯すことが多すぎる」と指摘した。
ボローニャに加入して1年目のシーズン、冨安は右SBで高い評価を受けた。市場価値は3倍以上となり、国内外の強豪から熱い視線を寄せられるように。技術部門のトップを務めるワルテル・サバティーニは、マンチェスター・ユナイテッドでプレーするのにもふさわしい選手と称賛した。
だが、シニシャ・ミハイロビッチ監督は今季、冨安を右SBではなく最終ラインの中央に戻す意向だ。すでに新シーズンに向けて始動したチームにおいて、冨安はベテランのダニーロらとCBのポジションを争うことになる。
日本のファンにはおなじみの本職だが、イタリア・サッカー界における冨安はCBとしての地位を確立していない。チーム事情からCBを務めた昨季の数試合では批判も浴びた。
OBのレナト・ヴィッラも懸念を示すひとりだ。ボローニャ専門サイト『bologna SPORT NEWS.it』によると、ヴィッラは地元紙『Resto del Carlino』で「トミヤスは中央でプレーする特徴の選手じゃないと思う。ミスが高くつく役割なのに、ポジショニングのミスを犯すことが多すぎる」と指摘した。
「守備の中央を強化したいなら、チームに別の適役がいるじゃないか。ガリー・メデルだよ。トミがベストを発揮するのは、SBかWBだと思う。プッシュできるし、飛び出すタイミングも良い。深い位置まで攻め上がれる」
ヴィッラは「今季の守備面には疑問が残った。だが、サイドならミスをしてもチームメートたちがカバーしてくれる。CBでミスをすれば、失点を防ぐのはGKしかいない」と続けている。
「わたしは、まだCBの準備ができていないと思う。基本的なミスがまだ多すぎるんだよ。特にポジショニングのミスだ。残念ながら、セリエAでそれは大きな代償を支払うことになる」
冨安はOBの意見を覆すことができるか。日本代表CBの奮起に期待したい。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部