ワールドクラスはカカとチェフのみ…「1982年生まれ」でベスト11を組むと?

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020年08月31日

過去最低の評価に…

『ワールドサッカーダイジェスト』誌が選んだ1982年生まれのベスト11。(C)Getty Images

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 生年ごとにベスト11を選んで「最強世代」を見つけ出すのが、『ワールドサッカーダイジェスト』誌で好評連載中の「年代別ベスト11」だ。第22回目は「1982年生まれ」を紹介する。

 全体的にタレントがやや小粒。超一流の太鼓判を押せるのは、バロンドール受賞者のカカとチェルシーで計17個のタイトルを獲得したチェフくらいだ。実力的には申し分がなかったとはいえ、度重なる怪我に泣いたエッションは、継続性という点で評価がやや落ちる。
 
 特大のポテンシャルを存分に発揮できなかったのが、カッサーノとアドリアーノ。前者はイタリア代表の準優勝に貢献したEURO2012で輝いたとはいえ、主役を演じたシーズンが少なく、好不調の波が激しかった後者はキャリアのピークがとにかく短かった。この2人と3トップを組ませたデフォーも、シュート技術は一流だったものの好タレント止まりだろう。

 インテルの3冠に寄与したモッタは怪我が多くスタミナ不足も指摘され、またプレミアで定評を確立したアルテタはA代表での実績が皆無。ともに真のワールドクラスとは言い難い。

 そして、この世代の最大のウイークポイントがCBだ。マルディーニやカンナバーロ、S・ラモスのような時代を牽引する第一人者だけでなく、長くメガクラブで主軸を担ったトップタレントも見当たらない。人材不足と言わざるを得ない「82年生まれ」は、C評価が妥当だろう。
 
総合評価「C」(SS、S、A、B、C、Dの6段階)

●1982年生まれのベスト11●
【GK】
ペトル・チェフ
代表:元チェコ代表
主な所属クラブ:チェルシー、アーセナル

【DF】
ジョリアン・レスコット
代表:元イングランド代表
主な所属クラブ:エバートン、マンチェスター・C

フィリップ・メクセス
代表:元フランス代表
所属クラブ:オセール、ローマ、ミラン

フィル・ジャギエルカ
代表:元イングランド代表
現所属クラブ:シェフィールド・U

【MF】
マイケル・エッシェン
代表:元ガーナ代表
主な所属クラブ:チェルシー、R・マドリー

チアゴ・モッタ
代表:元イタリア代表
主な所属クラブ:バルセロナ、インテル、パリSG

ミケル・アルテタ
代表:元スペインU-21代表
主な所属クラブ:エバートン、アーセナル

カカ
代表:元ブラジル代表
主な所属クラブ:ミラン、R・マドリー、サンパウロ(BRA)

【FW】
アントニオ・カッサーノ
代表:元イタリア代表
主な所属クラブ:ローマ、R・マドリー、サンプドリア

アドリアーノ
代表:元ブラジル代表
主な所属クラブ:インテル、フラメンゴ(BRA)

ジャーメイン・デフォー
代表:元イングランド代表
現所属クラブ:レンジャーズ

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年7月2日号より転載
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