【横浜担当コラム】さらに攻撃の迫力を出すために、求めたいボランチとSBの得点力

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェスト)

2020年07月23日

むしろどこからでも点が取れるようにならなければ

横浜FC戦では惜しいシュートを放った喜田。ボランチやSBの得点力が高まれば、さらに脅威を与えられるはずだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1第6節]横浜4-0横浜FC/7月22日/日産ス

『アタッキング・フットボール』を掲げるチームらしい勝ちっぷりだった。

 13年ぶりとなるJ1での“横浜ダービー”で、トリコロールは4つのゴールでライバルを蹴散らした。31分に相手のオウンゴールで幸先良くリードを奪うと、後半にはいずれも右サイドからのチャンスメイクで56分にマルコス・ジュニオール、65分に遠藤渓太がネットを揺らし、72分のエジガル・ジュニオのダメ押し点は、左サイドの遠藤の突破を起点に生まれた。

 アタッカー陣が決定機を確実にモノにして、完勝をもたらす。6節を終えた時点で、総得点11はリーグ3位タイの数字で、内訳はM・ジュニオールが4点、遠藤と天野純が2点ずつ、E・ジュニオとオナイウ阿道が1点ずつとなっている。

 昨季にM・ジュニオールとともに得点王に輝いた仲川輝人がいまだノーゴールというのは懸念材料だが、このエースが本来の実力を発揮するようになれば、チームの得点数はまたグッと伸びるはずだ。

 そのうえで求めたいのが、ボランチ(あるいはアンカー)とSBの得点力だ。ボールを保持しながら人数をかけて攻め込み、厚みのある攻撃を仕掛けていくチームスタイルにおいて、ボランチは敵陣のニアゾーンに果敢に侵入すれば、SBもバイタルエリアに頻繁に顔を出す。つまり、それぞれにシュートを打つ機会はそれなりにある一方で、ここまで成果を出しているのは、3節の湘南戦でボランチのポジションで途中出場し、2ゴールをマークした天野のみ。トータルで見れば、せっかくのチャンスを活かし切れていない印象だ。
 
 もちろん、ボランチやSBは得点を最優先に考えるポジションではない。ただ、だからこそ、喜田拓也や扇原貴宏のボランチ勢、ティーラトンや松原健、小池龍太らSB勢がゴールを決められるようになれば、相手に与える脅威もさらに増すはず。

 実際、横浜FC戦で小池は前半だけで2本のシュートをカウントし、喜田も後半に惜しい一発を放っている。繰り返しになるが、ボランチやSBにゴールチャンスがないわけではないし、ひとつの得点パターンとして計算できるほど“形”はできている。

 攻撃特化型のチームである以上、むしろどこからでも点が取れるようにならなければ、連覇の夢は遠のいてしまうかもしれない。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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