J１リーグは７月18日、各地で５節の９試合を開催。ニッパツ三ツ沢球技場では、横浜FC対川崎フロンターレの一戦が行なわれ川崎が５対１で勝利を収めた。

　互いに神奈川県に本拠地を置く‟神奈川ダービー”となった一戦で、横浜FCは中村俊輔が２試合ぶりのベンチ入り。前線は斉藤光毅、一美和成の２トップで、中盤にはルーキーの瀬古樹や松尾佑介、最終ラインには星キョーワァンら大卒ルーキーを起用。若さ溢れるメンバー構成に。一方川崎は小林悠が再開後初のベンチ入り。４戦３発の長谷川竜也、同２発のレアンドロ・ダミアン、家長昭博が３トップを構成した。

　試合は序盤こそ白熱の攻防となったが、15分過ぎから川崎がペースを握る。すると28分、川崎は細かいパスワークから右サイドへ展開。家長が右足でクロスを送るとL・ダミアンが反応。ヘディングシュートはクロスバーを叩いたものの、こぼれ球を脇坂泰斗が右足で押し込み、ネットを揺らす。川崎が先制した。

　川崎の１点リードで迎えた後半は、一転して横浜FCが主導権を握る。高い位置でのボール回しが可能になり、際どいクロスやシュートで川崎ゴールを脅かす。そして59分、横浜FCは左サイドからの瀬古のクロスを起点にチャンスを広げ、最後は松尾のシュートを田代真一が方向を変えて押し込みネットを揺らした。横浜FCが田代のゴールで同点に追いつく。