マンCが“王者”リバプールに意地の4発快勝! ハイレベルな攻防戦を制して悔しさ晴らす

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年07月03日

ハイレベルな展開で一気に差をつけたのは…

貴重な追加点を決めたスターリング。その鋭いドリブルは古巣守備陣を見事に切り裂いた。 (C) Getty Images

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 現地時間7月2日、プレミアリーグ第32節が開催され、リバプールが敵地でマンチェスター・シティと対戦した。

 前節に30年ぶりのトップリーグ制覇を達成して、ホームチームから“ガードオブオナー(整列して祝福する儀式)”で迎え入れたリバプール。2017-18シーズンにマンチェスター・Cが作ったプレミアリーグの最多勝点記録(100点)の更新を狙う新王者は、この試合でも盤石のメンバーを先発で起用。注目の南野はベンチスタートとなった。

 試合は、熾烈なタイトルレースを繰り広げてきた両雄が、立ち上がりから激しい肉弾戦を演じ合う。

 素早いパスワークで主導権を握りにかかるホームチームに対し、アウェーチームはいつも普段以上に積極果敢なフォアチェックで立ち向かって、およそ消化試合とは言えないハイレベルな攻防戦が続いた。

 そのなかで、均衡を破ったのは、マンチェスター・Cだった。25分にスターリングが相手DFゴメスに倒されて得たPKをデ・ブルイネがしっかりと決めたのである。

 先手を取って勢いに乗ったマンチェスター・Cは、攻勢を強めたリバプールの反撃を受けたが、10分後に追加点をもぎ取る。

 35分、速攻から一気に敵エリア前まで持ち込むとフォデンがゴール前へラストパスを供給。これを受けたスターリングが、鋭い切り返しでゴメスをいなして冷静にゴール左隅へ流し込んだ。

 これで完全に主導権を握ったホームチームは、デ・ブルイネとの巧みなワンツーから敵エリア内に侵入したフォデンが今季4点目をゲット。王者相手に3-0とリードして前半を折り返す。
 
 PKを奪われてから崩れ、怒涛のゴールラッシュを打ち込まれたリバプール。立て直しを図った後半は、開始と同時に2失点に絡んだゴメスを下げて、攻撃的MFのチェンバレンを投入。前半以上に前掛かりに仕掛けていった。

 かたやマンチェスター・Cは、攻勢を強める相手の逆手を取ったカウンター主体のスタイルで応戦。51分にはフォデンが決定機を迎えたが、相手CBファン・ダイクのブロックに阻まれた。

 攻め込みながらもゴール前での精度を欠く相手を尻目にしたたかに速攻を狙い続けたホームチームは、試合の趨勢を定める。66分、カウンターから敵エリア内に侵入したスターリングが放ったシュートが、チェンバレンのオウンゴールを誘発した。

 幾度となく訪れたチャンスを決めきれずに差を広げられた“王者”は、84分に南野を送り込むなど、最後まで一矢報いろうと奔走したが、積極果敢な姿勢を崩さなかったマンチェスター・Cの守備網を破れなかった。

 結局、試合は4-0で終了。勝利したマンチェスター・Cが、優勝を争ったライバルに意地の快勝を収めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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