【鹿島】「僕は自己分析をするのも好き」技巧派ファン・アラーノの貪欲さに期待

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年06月23日

「どんなプレーに対しても僕は努力しています」

町田戦では鮮やかな“マルセイユ・ルーレット”も披露。高度なテクニックを武器に、決定的な仕事を演出したい。写真:滝川敏之

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 鹿島アントラーズのファン・アラーノが6月23日、練習後のオンライン取材に応じた。チームは3日前にFC町田ゼルビアとのトレーニングマッチ(45分×4本)を実施。トータルスコア1-0で勝利したこのゲームに先発したJ・アラーノは、「監督が目指すサッカー、あるいは狙いが、以前よりは浸透してきたかなという手応えは僕自身ありますし、おそらくチームメイトも同じ気持ちではないかなと思っています」と振り返った。

 もちろん、現状に満足しているわけではないだろう。味方との距離感や連動性について改善ポイントを聞けば、「僕は自己分析をするのも好き」と応じたJ・アラーノは、自らのプレー映像もしっかりと見直して、コンビネーションのさらなる向上を模索する。「味方が欲しがっていたタイミングだったり、僕が動き出すタイミングだったり」、そこに実際のピッチ上と映像で見返した時にギャップがあれば、すぐに修正を試みようとする。

「サッカーでは、パスの成功や技術的な成功が多いチームのほうが勝利に近くなるわけで、日々の練習でそういうミスを少なくすること、確率を高めることなど、どんなプレーに対しても僕は努力していますし、そうすることでチームメイトの手助けになると思っています」

 町田戦では、パスを受ける際にフリーのポジションにすっと位置取り、そこにパスが入る時もあれば、入らない時もあった。攻撃のキーマンとして期待されるJ・アラーノ自身は現状で確かな手応えを口にするが、自らも絡んだパスワークによる局面打開など、まだまだブラッシュアップできる部分はありそうだ。

「自分が右サイドでプレーしようと、左サイドでプレーしようと、流れの中で変わったりもします。味方の特徴やタイミングをもっと掴むようにして、連係をさらに高めていかなくてはならないと思っています」

 練度の深化に貪欲さを見せる技巧派ブラジリアンが、ザーゴ新体制のチームを力強く牽引する姿を期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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