パリ・サンジェルマンは、この夏の獲得リストにアヤックスに所属する新進気鋭の右SBセルジーニョ・デストを加えたようだ。
現地時間5月31日にフランスのサッカー専門誌『France Football』が報じたところによれば、この6月で現行契約が満了する右SBトーマス・ムニエの退団に備え、後釜を探しているパリSGのレオナルドSDは、このアメリカ代表SB獲得に向けて関係者とコンタクトを取ったという。
2012年に地元のアルメレ・シティのユースからアヤックスの下部組織に入団したデストは、順調にカテゴリーを上げていき、昨夏に18歳でトップチームに昇格。19年7月のオランダ・スーパーカップ(PSV戦)でデビューを飾った。
迎えた今シーズン、膝の怪我などで離脱を繰り返した右SBのヌサイル・マズラウィに代わって出番を得ると、ルーキーイヤーとは思えない堂々としたプレーを披露。ここまで公式戦36試合に出場し、2ゴール・5アシストを記録している。
ルーキーイヤーで堂々の活躍
英『football.london』やオランダ新聞社『De Telegraaf』など複数のメディアによれば、バルセロナやバイエルン、トッテナムもこの俊英に興味を示しているという。すでにバイエルンは移籍金2000万ユーロ(約20億円)以上のオファーを提示したとも言われている。アヤックス側の要求額は3000万ユーロ(約37億5000万円)前後のようだ。
パリSGはアヤックスに正式なオファーを提示したわけではないものの、キャリアアップを望んでいるデスト本人から好感触を得ていると伝えられている。今後の動向が注目される。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部