ナポリが、リールのナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンと個人合意に達したとフランスの『FOOT MERCATO』やイタリアの『MEDIASET』など複数のメディアが一斉に報じた。
ユベントスやアトレティコ・マドリーのターゲットに挙がるFWのアルカディウシュ・ミリクに代わる点取り屋を探していたナポリは、このリールの逸材に白羽の矢を立てた。
19年夏にベルギーのシャルルロワから移籍金1200万ユーロ(約15億円)でリーグ・アンへやって来たオシムヘンは、今シーズンの公式戦38試合に出場し、18得点・6アシストを記録。圧巻のスピードとパワーを活かした縦への推進力が魅力の21歳のストライカーだ。
圧巻のスピードとパワーを活かした縦への推進力が魅力
ナポリがオシムヘンを確保するためには、リールの合意を得る必要がある。
『MEDIASET』によれば、19年夏の二コラ・ペペ(現アーセナル)を巡る移籍交渉で両クラブは良好な関係を築いており、移籍金5500万ユーロ(約68億7500万円)を要求しているリールから譲歩を引き出す可能性があるという。
最終的にペペ獲得を逃した原因は、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が代理人への手数料の支払いを渋ったからだと言われている。今回の移籍においても、最後の詰めのところで獲物を逃がすことにならないよう注意が必要だと記事は報じている。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部