「夏までに問題を整理できていなかった」
2018年12月、ジョゼ・モウリーニョ前監督の電撃解任の直後に、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官となったオレ・グンナー・スールシャール。以来、現役時代に名将アレックス・ファーガソンの薫陶を受けた経験を活かし、盟主再興のために尽力を続けている。
そんなノルウェー人指揮官の発言が波紋を広げている。
英メディア『Talk Sport』によれば、スールシャールは、ユナイテッドのファンマガジン『United we stand』のインタビューで、チーム内の状況について次のようにコメントした。
「昨年の3月ぐらいには、選手たちがフィジカル的にも、メンタル的にも疲れていた。怪我人も抱えていて、チームはネガティブ思考になり始めていたんだ。昨年は他にも気に入らないことがあった。数名の個人的な問題が夏まで整理できなかったんだ。
サッカー選手は常により多くプレーしたいものだ。しかしチームが成功を収めようとするならば、選手はそれぞれ違った時間に対応しなければならない。いま、私のグループに『腐ったリンゴ』はいないと感じているよ」
そんなノルウェー人指揮官の発言が波紋を広げている。
英メディア『Talk Sport』によれば、スールシャールは、ユナイテッドのファンマガジン『United we stand』のインタビューで、チーム内の状況について次のようにコメントした。
「昨年の3月ぐらいには、選手たちがフィジカル的にも、メンタル的にも疲れていた。怪我人も抱えていて、チームはネガティブ思考になり始めていたんだ。昨年は他にも気に入らないことがあった。数名の個人的な問題が夏まで整理できなかったんだ。
サッカー選手は常により多くプレーしたいものだ。しかしチームが成功を収めようとするならば、選手はそれぞれ違った時間に対応しなければならない。いま、私のグループに『腐ったリンゴ』はいないと感じているよ」
この発言を受け、『Talk Sport』は「夏までに整理できなかった問題」というのが、昨夏に日本でユナイテッド退団をほのめかして物議を醸したポール・ポグバの去就だと指摘している。
今シーズンもポグバは、新型コロナウイルスによる中断まで、プレミアリーグではわずか7試合でノーゴールとほとんど戦力になっていない。
それどころか、今年1月の移籍市場でレアル・マドリー行きやユベントス復帰が取り沙汰され、スールシャールがポグバの代理人であるミーノ・ライオラに対して不満を公言するなど、再建を目指すチームの頭痛の種になりつつある。
それだけに『Talk Sport』は、スールシャールの「今のチームには腐ったリンゴはいない」という発言が、ポグバの去就問題に何らかのケリがついたことを示唆するものではないかと推測したのだ。
インタビューでは、「長期的に成功できるチームを構築できる人材を見つけた。サッカーにはエゴが必要だが、最優先はチームでなければならない」とも語っているスールシャール。はたして、一連の発言は何を意味するのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部