ディバラとパレルモの契約延長交渉は不調。
【パリSG】パレルモのディバラに興味
パレルモで売り出し中のアルゼンチン人FWパウロ・ディバラに、パリSGが興味を示している。
ディバラの代理人トリウルツィは1月20日にザンパリーニ会長と契約延長の可能性について話し合ったばかりだが、ポジティブな結論が出たわけではない。
ディバラがゴールを決めたセリエA19節のローマ戦には、パリSGのスカウトがチェックに訪れており、代理人がパリSGからのアプローチを受けていることも十分に考えられる。
2016年6月に切れる契約の延長交渉が順調に進まない場合には、今夏の移籍も現実味を帯びてくるだろう。
【ユベントス】ジョビンコのトロント行き前倒しに向けて交渉中
6月末の契約満了後にMLSのトロントFC入りが決まったセバスティアン・ジョビンコ。代理人のアンドレア・ダミーコは、あと半年残っている契約を解消してトロント行きを早めるべく、ユベントスと交渉を進めている。
ジョビンコにとっては新しい環境に少しでも早く馴染む時間が得られる一方、ユベントスも事実上戦力外となっている選手に支払う給料を節約できるという利点があり、双方ともにこのソリューションには前向きな姿勢。トロント行きが早まる可能性は十分にある。
【ラツィオ】フート加入は7月から & スポルティングからマウリシオを獲得
1月21日にローマを訪れてメディカルチェックを受けたオランダU-21代表CBヴェスレイ・フート(AZ)のラツィオ加入は、AZとの契約満了後の7月1日からになることが明らかになった。
ラツィオはその一方で、スポルティング・リスボンから26歳のブラジル人CBマウリシオの獲得を決めている。
移籍形態は265万ユーロ(約3億7100万円)での買い取り義務付きレンタルで、ラツィオが将来手放した場合には移籍金の20パーセントがスポルティングに入るという付帯条項も加えられている。こちらは1月中の移籍となる。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
パレルモで売り出し中のアルゼンチン人FWパウロ・ディバラに、パリSGが興味を示している。
ディバラの代理人トリウルツィは1月20日にザンパリーニ会長と契約延長の可能性について話し合ったばかりだが、ポジティブな結論が出たわけではない。
ディバラがゴールを決めたセリエA19節のローマ戦には、パリSGのスカウトがチェックに訪れており、代理人がパリSGからのアプローチを受けていることも十分に考えられる。
2016年6月に切れる契約の延長交渉が順調に進まない場合には、今夏の移籍も現実味を帯びてくるだろう。
【ユベントス】ジョビンコのトロント行き前倒しに向けて交渉中
6月末の契約満了後にMLSのトロントFC入りが決まったセバスティアン・ジョビンコ。代理人のアンドレア・ダミーコは、あと半年残っている契約を解消してトロント行きを早めるべく、ユベントスと交渉を進めている。
ジョビンコにとっては新しい環境に少しでも早く馴染む時間が得られる一方、ユベントスも事実上戦力外となっている選手に支払う給料を節約できるという利点があり、双方ともにこのソリューションには前向きな姿勢。トロント行きが早まる可能性は十分にある。
【ラツィオ】フート加入は7月から & スポルティングからマウリシオを獲得
1月21日にローマを訪れてメディカルチェックを受けたオランダU-21代表CBヴェスレイ・フート(AZ)のラツィオ加入は、AZとの契約満了後の7月1日からになることが明らかになった。
ラツィオはその一方で、スポルティング・リスボンから26歳のブラジル人CBマウリシオの獲得を決めている。
移籍形態は265万ユーロ(約3億7100万円)での買い取り義務付きレンタルで、ラツィオが将来手放した場合には移籍金の20パーセントがスポルティングに入るという付帯条項も加えられている。こちらは1月中の移籍となる。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)