監督がベンチに下げようとすると…
元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノが、レアル・マドリー時代の同僚である元ブラジル代表FWロナウドの圧巻エピソードを明かしている。3月29日にイタリア紙『Corriere dello Sport』に語った内容を、スペイン紙『Marca』が報じた。
カッサーノは2006年の1月にローマからレアル・マドリーに移籍。しかし、本領を発揮できずに実働1年半でリーグ戦19試合・2ゴールに終わり、素行の悪さもあって最後は構想外となった。
その失意のマドリー時代で印象に残っているのが、このエピソードのようだ。
「あるホームゲームで前半を終えて0-1で負けていたんだ。監督はロニー(ロナウド)を下げてルート(・ファン・ニステルローイ)を入れようとしたんだけど、彼は『15分で2点取るから代えないでくれ』と止めたんだ」
すると、実際に“怪物”が15分間で2ゴールを奪い、逆転に成功したという。
「“サッカーの神”と言ったら、それはロナウドのことだ」
ただ、のちにその神を凌駕する存在を目にすることになった。
「ロナウドの上に(リオネル・)メッシがいることが分かったんだ」
カッサーノは2006年の1月にローマからレアル・マドリーに移籍。しかし、本領を発揮できずに実働1年半でリーグ戦19試合・2ゴールに終わり、素行の悪さもあって最後は構想外となった。
その失意のマドリー時代で印象に残っているのが、このエピソードのようだ。
「あるホームゲームで前半を終えて0-1で負けていたんだ。監督はロニー(ロナウド)を下げてルート(・ファン・ニステルローイ)を入れようとしたんだけど、彼は『15分で2点取るから代えないでくれ』と止めたんだ」
すると、実際に“怪物”が15分間で2ゴールを奪い、逆転に成功したという。
「“サッカーの神”と言ったら、それはロナウドのことだ」
ただ、のちにその神を凌駕する存在を目にすることになった。
「ロナウドの上に(リオネル・)メッシがいることが分かったんだ」
このメッシとディエゴ・マラドーナのどちらが史上最高の選手か、という論争は絶えない。だが、カッサーノは迷いなくこう答えている。
「マラドーナは誰も成しえなかったようなことを4~5年間やり遂げたが、メッシは同じことを15年間もやり続けてきた。これまでメッシは710ゴール、300アシストをマークした。そんな彼がいれば、そのチームはすでに1点をリードしているようなものだ。マラドーナのファンは、もっと優れた選手がいること、すなわちメッシの才能を認めるべきだ」
「サッカーの神」と称えたロナウドやマラドーナを上回る存在――。好調時はキレキレだったファンタジスタから見ても、メッシは唯一無二のプレーヤーのようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「マラドーナは誰も成しえなかったようなことを4~5年間やり遂げたが、メッシは同じことを15年間もやり続けてきた。これまでメッシは710ゴール、300アシストをマークした。そんな彼がいれば、そのチームはすでに1点をリードしているようなものだ。マラドーナのファンは、もっと優れた選手がいること、すなわちメッシの才能を認めるべきだ」
「サッカーの神」と称えたロナウドやマラドーナを上回る存在――。好調時はキレキレだったファンタジスタから見ても、メッシは唯一無二のプレーヤーのようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部