「ザーゴ新監督のやり方は分からない部分が多い」鹿島の上田綺世が語った2年目の決意!東京五輪については…

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年02月15日

「五輪のためにプレーすることはない」

「得点を挙げるというのが、もちろん大きな仕事」と語った上田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 リーグの開幕を告げるイベント、Jリーグキックオフカンファレンスが2月14日に都内で開催された。

 鹿島アントラーズの代表として登壇した上田綺世は、昨シーズンの悔しさを滲ませた。

「踏ん張りどころで結果を残せなかったのがすごく悔しかった。(今季は)そこで点を取って鹿島を引っ張れる存在になっていきたい」

 2018年にACL制覇し、層獲得タイトル20冠を達成した”常勝軍団”鹿島だったが、昨シーズンは、終盤まで4冠の可能性を残していたものの、結局、無冠でシーズンを終えていた。

「チームの目標は全冠、獲れるタイトルを全て獲る。僕個人の目標としてはその力になることです。鹿島が苦しい時、踏ん張り時に、自分が頼られる存在に、それを救える存在になるというのが目標ですね。そのためにも爆発的な得点力が必要だし、いろんな仕事をこなせる器用さも必要になってくると思います」

 2021年の加入を前倒しして、昨季7月に鹿島に加わった上田。13試合に出場し4得点とルーキーとしてはまずまずの結果は残したが、エースと呼ぶにはまだもの足りない部分も多い。
 
「鹿島で結果を出さずに代表に、ということはない。五輪のためにプレーするのではなく、このクラブの歴史に貢献するというか、そういう活躍をして、結果として代表に選ばれるということだと思っています。それで選ばれないなら、何をしても選ばれない選手ということ。まずは鹿島に貢献して、タイトルを獲るという事に集中していきたい」

 開幕前のU-23アジア選手権では1試合出場に留まり、チームもグループリーグ敗退に終わった。そこで負傷したために、ザーゴ新監督を迎え新体制となったチームでも出遅れている。

「僕は代表にも行っていて、怪我もあったのでキャンプには行けてない。だからまだザーゴ監督のやり方とかも分からない部分の方が圧倒的に多いし、だから今はまだ自分を見せるという事に徹しています。ただ、コンディションはもう問題ないです」

 昨年プロの世界を体感したことで、より意識することもあったという。”常勝軍団”を再びタイトルに導き、日本を代表するFWとなれるか。淡々と語る言葉には、まずは皆が認める鹿島のエースになるという強い意志を感じた。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

【キックオフカンファレンスPHOTO】ブース編|開幕を前に取材陣も殺到!選手・監督が各ブースに分かれてチームをアピール!
【関連記事】
「ヤットさんにモノを言える人がいない」“新加入”昌子源が明かしたG大阪と鹿島の大きな違い
「選手ファーストじゃなかった」「3か月休むと給料が…」G大阪・昌子源が語った日本復帰の真相
【清水秀彦のJ1順位予想】優勝候補は国内戦に集中できる川崎と鹿島か?ACLとの両立は相当に難しい
【名良橋晃のJ1順位予想】着実なチーム力アップでC大阪に優勝の可能性も! ACL出場組は過密日程が足枷に
【移籍動向一覧】J1・J2・J3 新加入、退団、引退選手&監督動向まとめ(2/22現在)

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 今年も決定版が完成!
    2月15日発売
    2023年シーズン
    Jリーグ選手名鑑
    全60クラブを完全収録
    ハンディ版も好評発売中!
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト Jリーグ30周年企画!
    3月9日発売
    J1&J2全40クラブの
    「30年史」
    ベスト11にミニ年表を網羅
    湘南ダイジェストも必見
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年W杯へリスタート!
    3月16日発売
    3年後への新たな戦い
    FIFAランク
    上位100か国
    最新スカウティングレポート
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.38
    1月13日発売
    岡山学芸館が初優勝!
    第101回高校選手権
    決戦速報号
    全47試合を完全詳報
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ