監督交代後、怒涛の4連勝
今夏にスペイン2部のデポルティボに加入したのが、日本代表MFの柴崎岳だ。当初はレギュラーとしてプレーしていたものの、成績不振で指揮官のファン・アントニオ・アンケラが解任され、ルイス・セサル監督が就任すると、出番が激減。チームも長らく最下位に低迷し、苦しい時期が続いた。
だが、L・セサルも解任され、フェルナンド・バスケス新体制になると流れが一変。1月4日に行なわれた第22節ヌマンシア戦の白星を皮切りに破竹の4連勝(L・セサル政権の最終戦を含めると5連勝)を飾り、25節終了時には17位まで浮上し、降格圏を脱出した。
現地紙『La Voz de Galicia』はこの好調ぶりについて、「再生されたデポルティボは、他のチームにはいないガク・シバサキというモーターを搭載している」と評し、「バスケスが復活させ、評価したシバサキの下、チームは生まれ変わっている」と22番を名指しで称えている。
だが、L・セサルも解任され、フェルナンド・バスケス新体制になると流れが一変。1月4日に行なわれた第22節ヌマンシア戦の白星を皮切りに破竹の4連勝(L・セサル政権の最終戦を含めると5連勝)を飾り、25節終了時には17位まで浮上し、降格圏を脱出した。
現地紙『La Voz de Galicia』はこの好調ぶりについて、「再生されたデポルティボは、他のチームにはいないガク・シバサキというモーターを搭載している」と評し、「バスケスが復活させ、評価したシバサキの下、チームは生まれ変わっている」と22番を名指しで称えている。
また、同紙は、バスケス監督が柴崎に全面的な信頼を寄せている証として、記者会見でのコメントを紹介している。
「彼は日本代表のブレーンであり、テネリフェ、ヘタフェでもアイデアに溢れたプレーヤーだった。才能は失われているのではなく、隠れていただけだ。おそらくベストパフォーマンスからはまだ遠いが、クオリティーについて疑う余地はない。彼がくすぶっていた場所から抜け出し、その才能を発揮できるように成長してほしいと願っているし、そうしたい。私はガクを信じている」
新監督の信頼を勝ち取った柴崎は、故障から復帰した1月16日のラシン戦から3試合連続で先発フル出場。快進撃のまさに原動力となっている。
称賛されているのは、ピッチ内のパフォーマンスだけではない。クラブのスタッフであるハビ・レゴ氏が、「ここ何年もの間、ガクのように自分でスパイクを磨く選手を見たことがない」と証言。本人にそれを伝えたところ、「日本ではこれが普通だから」と笑って返答したというエピソードを紹介している。柴崎のプロ意識の高さは、チームに少しずついい影響をもたらしているという。
デポルティボは2月1日に、現在リーグ9位のラス・パルマスと対戦する。生まれ変わったチームは、快進撃を続けることができるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部