新体制初戦でバルサが残した驚愕のスタッツ――パス本数は1000本超え、ボール支配率はリーグ記録の…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年01月21日

バルベルデが起用しなかった逸材が今シーズン初出場

メッシのゴールで新体制の初陣を飾ったバルサ。そのスタッツが……。(C)Getty Images

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 1月13日にバルベルデ監督を電撃解任してキケ・セティエンを招聘したバルセロナ。19日に新体制での初陣となるホームでのグラナダ戦(ラ・リーガ第20節)に臨んだ。

 なかなか相手の守備網をこじ開けられないバルサは、67分に敵MFのヤン・エテキにポスト直撃のシュートを浴び、ヒヤリとさせられる。69分にグラナダが退場者を出して数的優位となり、76分にリオネル・メッシが均衡を破って辛くも勝利したものの、不満の残るスタートとなった。

 ただ、本拠地カンプ・ノウのファンは期待感を感じているかもしれない。バルサらしいサッカーが垣間見えたからだ。

 バランス重視だったバルベルデ政権時は、縦に速く攻める傾向にあり、メッシやルイス・スアレスの個の力に依存した攻撃が目立った。だが、バルサのパスサッカーの礎を築いたヨハン・クライフに心酔するキケ・セティエンは、ショートパスにこだわった。パスワークで崩しを図ろうとする意図が、この初戦からありありと見て取れた。実際、メッシが奪った唯一のゴールは、素早いパス交換から生まれたものだ。

 スタイルの変化はスタッツからも明らかだ。

 欧州のデータサイト『Whoscored.com』によると、この試合でのバルサのパス総数はなんと1017本。そのうち925本がショートパスだった。これだけ多くのパスを通していながら、成功率も92パーセントと安定している(グラナダのパス総数は、217本で成功率は62パーセント)。
 
 ポゼッション(ボール支配率)も「82.4パーセント」とグラナダを圧倒。「82.5パーセント」としたスペイン紙『AS』は、これが昨シーズンにベティスがレガネス戦(第7節)でマークしたリーガ記録を破った、と報じている。この時ベティスを率いていたのは、他でもないキケ・セティエンだ。

 ちなみに、4-1と快勝した第18節のアラベス戦は、パス総数が793本で、ポゼッションは69.4パーセント。終盤に数的有利になったことも影響しているとはいえ、新指揮官が変化をもたらしたのは明らかだ。

 さらにキケ・セティエンは、71分にバルサBに所属するMFリキ・プッチを投入している。アンドレス・イニエスタの後継者候補としてファンから大きな期待を受けながら、バルベルデが決してトップチームで使おうとしなかった逸材が、いきなり今シーズン初出場を飾ったのだ。

 この選手起用ひとつを取っても、新監督が「バルサらしいサッカーを取り戻す」ことを目標にしているのは間違いない。パスサッカーの復活とタイトルの奪取。難題に挑むキケ・セティエンの手腕に、注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】バルサが驚異のスタッツを記録したグラナダ戦のハイライトはこちら

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