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イニエスタの神戸移籍に関わった“重要人物”も動く!? ダビド・シルバのJ挑戦の可能性を追う【現地発】

カテゴリ:Jリーグ

下村正幸

2019年12月28日

イニエスタとビジャの移籍を叶えた“橋渡し役”が水面下で動き

名将グアルディオラが率いるマンCで精神的支柱となっているシルバ。来夏に契約が満了となる男には、様々な噂が飛び交っているが……。 (C) Getty Images

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ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ/元スぺイン代表MF)
●現行契約満了:2020年6月にボスマン
●移籍金の実勢相場:2000万ユーロ(約24億円)

 今シーズン終了後の契約満了に伴い、来夏にシティを退団することがすでに決定しているシルバ。焦点はその行き先となる。

 現時点で有力視されるのが、中国と日本だ。すでに両国のクラブから具体的なオファーを受けており、シルバ自身が純粋に金銭面を重視するのであれば中国側に分があるが、Jリーグ行きの可能性も決して低くはない。

 実際、アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、セルジ・サンペールらがヴィッセル神戸入りする際に、重要な橋渡し役を担ったジェラール・ピケの代理人、アルトゥーロ・カナレスがすでに水面下で動いている模様だ。

 またJリーグは、イニエスタやフェルナンド・トーレスがことあるごとに発してきた好意的なコメントの数々により、スペイン人プレーヤーの間で日本に対して、かなり好印象を持たれている。シルバとて例外ではないだろう。

 逆に、中国に渡ったスペイン人選手の印象は必ずしも良いものばかりではなく、イニエスタがそうであったように、シルバが環境面を優先して日本行きを選択したとしても不思議はない。

 現時点で日本上陸の可能性は、中国ともども40パーセントといったところだろう。他には、アメリカのMLSに加え、シルバ自身がこれまで何度か口にしてきたように、故郷のクラブであるラス・パルマスに戻る選択肢も浮上する。

 ただ、ラス・パルマスは、2018年の夏に2部に降格して以来、ミゲル・アンヘル・ラミレス会長のワンマンなマネジメントも響いて迷走を続けており、財政状況も悪化している。

 確かに、かつて低迷するチームの起爆剤として加入し、見事に1部昇格の原動力となったファン・カルロス・バレロンの例に倣うという道もあるだろう。ただ、ラス・パルマスのトップチームでのプレー経験もあったバレロンとは異なり、シルバは10 代半ばで故郷を飛び出し、バレンシアのカンテラに入団していただけに、ラス・パルマスとの結びつきはそこまで深くない。

 故郷のクラブへの愛着を優先する線も捨てきれないが、ラス・パルマスの現状を考慮し、古巣に帰還する前にもうひと勝負(ひと稼ぎ)したいと考える可能性は十分にある。

文●下村正幸
協力●フアン・ヒメネス(AS紙)

text by Masayuki SHIMOMURA
collaboration by Juan JIMENEZ / Diario AS

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年12月19日号より転載
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