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【移籍市場超速報】クロアチア代表の新鋭ブロゾビッチを巡るミランとプレミア勢の動き。ラベッシの最新動向 etc.

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年12月31日

ガットゥーゾはOFIクレタ監督を辞任。

ミランが獲得に狙うブロゾビッチには、アーセナルやエバートンも興味を示す。1000万ユーロを要求するディナモ・ザグレブを含めた各サイドの動向が気になるところだ。 (C) Getty Images

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【ミラン】ブロゾビッチ獲得交渉は停滞中
 
 ミランはかねてから22歳のクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(ディナモ・ザグレブ)の獲得に動いており、10日ほど前には650万~700万ユーロ(約9億1000万~9億8000万円)の移籍金をオファーしている。
 
 しかしディナモの回答はNO。その後、フェルナンド・トーレスとアレッシオ・チェルチの交換というビッグディールがあってこちらの動きは止まっているが、ミランが獲得を諦めたわけではない。
 
 とはいえ、アーセナル、エバートンといったプレミアリーグのクラブもディナモとの交渉を続けており(アーセナルも一度オファーを断られている)、その動向には注意を払う必要がある。
 
 ディナモの要求する移籍金は1000万ユーロ(約14億円)。競合相手も年明けに改めて動き出すことになるだろう。ミランの次の一手が注目される。
 
【パリSG】移籍を希望するラベッシ、バルセロナが動けずインテルがアプローチ
 
 ロラン・ブラン監督の下で出場機会に恵まれていないエセキエル・ラベッシは、冬のメルカート(移籍マーケット)での移籍を望んでいる。
 
 当初、水面下で獲得に強い興味を示していたのがバルセロナ。同じアルゼンチン代表のリオネル・メッシがつなぎ役となって可能性を探っていた。しかし、FIFAから受けた補強禁止処分に対する異議申し立てをスイスのスポーツ仲裁裁判所(CAS)が却下したため、移籍の可能性は消滅。ここにきてインテル、ナポリというイタリア勢の株が上がってきている。
 
 12月30日には、ほかでもないそのインテルとパリSGの親善試合がモロッコのマラケシュで行なわれており、試合に先立ち両クラブの首脳が集まった昼食会の席上で、ラベッシのことが話題に上った模様だ。
 
 パリSGの基本的な姿勢は、当面は移籍を容認せず、関係修復を図るというもの。ラベッシはこのモロッコツアーに参加しておらず、それに対してクラブから罰金を科されることになる。
 
【OFIクレタ】ガットゥーゾ監督が辞任
 
 ギリシャ・リーグのOFIクレタで監督を務めていたジェンナーロ・ガットゥーゾが12月30日、辞任を表明した。
 
「冬休み明けの29日、多くの選手が給料未払いを理由に練習場に姿を見せなかった。こういう状況の中で仕事を続けるのは品位にもとるし、クレタの人々に対しても敬意を欠くことになる」というのがその理由。
 
 ガットゥーゾは、OFIクレタの経営を安定させるために、イタリアから出資者を呼ぼうとするなど、監督としての枠を超えてクラブのために力を尽くしてきたが、状況が改善する気配が見られないところから、手を引かざるを得なくなったというのが真相のようだ。
 
翻訳:片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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