ウディネーゼとミランの間ではすでに話し合いがスタート。
【ミラン】ウディネーゼがニアング獲得に興味
ウディネーゼは、サンプドリアへのレンタル移籍が濃厚となっているコロンビア代表FWルイス・ムリエルの穴埋めとして、ミランのフランスU-21代表FWエムバイ・ニアングの獲得を考えている。
クラブ間ではすでに話し合いが始まっており、ムリエルの移籍が本決まりになれば、それと連動する形で話が進むことになりそうだ。ミランはこれに関連してムリエル獲得の可能性についても打診した模様だが、こちらはすでにサンプドリアとの間で交渉が進展しており、ミランが入り込む余地はなさそうだ。
【ジェノア】パンデフ獲得が流れファクンド・フェレイラが本命に
チリ代表FWマウリシオ・ピニージャをアタランタに売却した後釜として、マケドニア代表FWゴラン・パンデフ(ガラタサライ)の獲得に動き一度は合意に達したジェノア。
ところが、イタリアで14年間過ごしたにもかかわらず、パンデフがEUパスポートを取得していないことが明らかになり、EU外選手枠に空きがないジェノアは獲得を見送らざるを得ない事態になった。
そこで新たなターゲットとして浮上したのが、シャフタール・ドネツクが保有権を持つアルゼンチン人FWファクンド・フェレイラ(ニューカッスル)。他にマルコ・ボッリエッロ(ローマ)も候補に挙がっているが、ガスペリーニ監督の希望に沿う第一候補はフェレイラだ。今後の動きが注目される。
【モントリオール・インパクト】ジラルディーノ獲得に向けて交渉中
アタランタへの移籍が流れた元イタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノ(広州恒大)に、MLSへの移籍話が出ている。
獲得に乗り出したのは、これまでコッラーディ、フェラーリ、ディ・バイオ、ネスタというイタリア人選手がプレーしてきたモントリオール・インパクト。すでに代理人とモントリオールの間で交渉がスタートしており、2015年には中国からカナダへと活躍の場を移す可能性が大きくなってきている。
翻訳:片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
ウディネーゼは、サンプドリアへのレンタル移籍が濃厚となっているコロンビア代表FWルイス・ムリエルの穴埋めとして、ミランのフランスU-21代表FWエムバイ・ニアングの獲得を考えている。
クラブ間ではすでに話し合いが始まっており、ムリエルの移籍が本決まりになれば、それと連動する形で話が進むことになりそうだ。ミランはこれに関連してムリエル獲得の可能性についても打診した模様だが、こちらはすでにサンプドリアとの間で交渉が進展しており、ミランが入り込む余地はなさそうだ。
【ジェノア】パンデフ獲得が流れファクンド・フェレイラが本命に
チリ代表FWマウリシオ・ピニージャをアタランタに売却した後釜として、マケドニア代表FWゴラン・パンデフ(ガラタサライ)の獲得に動き一度は合意に達したジェノア。
ところが、イタリアで14年間過ごしたにもかかわらず、パンデフがEUパスポートを取得していないことが明らかになり、EU外選手枠に空きがないジェノアは獲得を見送らざるを得ない事態になった。
そこで新たなターゲットとして浮上したのが、シャフタール・ドネツクが保有権を持つアルゼンチン人FWファクンド・フェレイラ(ニューカッスル)。他にマルコ・ボッリエッロ(ローマ)も候補に挙がっているが、ガスペリーニ監督の希望に沿う第一候補はフェレイラだ。今後の動きが注目される。
【モントリオール・インパクト】ジラルディーノ獲得に向けて交渉中
アタランタへの移籍が流れた元イタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノ(広州恒大)に、MLSへの移籍話が出ている。
獲得に乗り出したのは、これまでコッラーディ、フェラーリ、ディ・バイオ、ネスタというイタリア人選手がプレーしてきたモントリオール・インパクト。すでに代理人とモントリオールの間で交渉がスタートしており、2015年には中国からカナダへと活躍の場を移す可能性が大きくなってきている。
翻訳:片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)