1月1日の移籍市場再開を前に! 欧州メガクラブの「強化部門」実力診断|バイエルン編

カテゴリ:メガクラブ

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年12月27日

育成部門も十二分に機能している。

文句なしで欧州一と、ディ・マルツィオ記者が最高評価を下すのがバイエルンだ。 (C) Getty Images

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 欧州の移籍マーケットが1月1日に再オープンする。
 
 補強の構想を描き、ターゲットを絞り込み、交渉を進め、移籍オペレーションをまとめ上げるのが、各クラブの「強化部門」だ。いわばフットボールクラブの命運を握る重要なその強化部門、では、どのクラブのそれが優れているのか?
 
 当サイトの連載コラムでもお馴染み、移籍市場を専門にカバーする記者で、各クラブの事情に通じるジャンルカ・ディ・マルツィオ記者が、メガクラブの「強化部門」を診断した!
 
※ワールドサッカーダイジェスト2014.12.18号より
 
――◆――◆――
 
 文句なしで欧州一だ。潤沢な資金があるうえ、選手に対するアピール、他のクラブや代理人との交渉力、移籍交渉における一貫したポリシーなど、それらすべてにおいてライバルに差をつけている。
 
 選手を売る時も買う時も、一度妥当と考える値段を決めたら断固として引かず、相手がそれに応じなければ躊躇なく交渉から手を引く。駆け引きは一切通じない。価格設定は理に適ったものだけに、最後には相手がその条件を飲むケースが大半だ。
 
 例えば、今夏のベナティア獲得だ。ローマは3500万ユーロ(約49億円)の値札を付けていたが、バイエルンは最初に提示した2700万ユーロ(約37億8000万円)を頑として譲らず、最終的にはボーナスの額を少しアップしただけで合意に持ち込んだ。
 
 目をつけた選手をなにがなんでも獲るという姿勢はなく、自分たちにとって適正なビジネスにならないと判断すれば、ターゲットを他の選手に切り替えるしたたかさがある。
 
 育成部門も十二分に機能している。ラーム、シュバインシュタイガー、ミュラー、アラバと、チームの中核に下部組織上がりの選手が多いのがその証明だ。欧州のトップレベルでこれだけ「内製化率」が高いのは、バイエルンとバルセロナだけである。
 
 さらに、昨シーズンからはグアルディオラという新たな看板が加わり、選手を惹きつける材料が増えた。ペップの下でプレーできるなら年俸が多少下がってもいい、と考えるトッププレーヤーは少なくないはずだ。
 
【判定】(最優秀)
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎

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