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極寒の地で戦うW杯予選第4戦。アウェー・キルギス戦で森保ジャパンに付き纏う3つの不安要素

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年11月13日

ピッチ状況も不安があり…

ドレン・オムルザコフ・スタジアムの外観。試合を宣伝する看板もあった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 11月14日、日本代表はカタール・ワールドカップ・アジア2次予選の第4戦、キルギス戦へ臨む。グループFを戦う日本は、ミャンマー(アウェー)、モンゴル(ホーム)、タジキスタン(アウェー)を下し、3連勝で首位に立ち、一方、キルギスは2勝1敗(第3戦でタジキスタンに敗戦)で2位。同グループでの首位攻防戦となる一戦だ。

 ゲームが行なわれるのはキルギスの首都ビシュケク。現地で印象を受けるのは、まず寒さであり、日中の最高気温は10℃を下回ることが多く、夜になれば氷点下まで下がることも珍しくない。

 11月12日の日本代表の練習は15時半からスタートしたが、気温は手元の温度計で8.4度で、キルギス戦がキックオフされる予定の17時半ごろには7.2℃となっており、試合中にはさらに気温が下がる予想だ。この日も肌を刺すような寒風が吹くなかでの練習となっており、怪我のリスクも上がりそう。ちなみに12日の練習は橋本拳人がホテルでコンディション調整となった。
 

上空から撮影したスタジアムの様子。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 また会場のドレン・オムルザコフ・スタジアムのピッチは、良好な状態ではないようで、雑草が生え、芝が剥げている部分もあるとの情報だ。前日練習にならないと中には入れないため、近くにある遊園地の観覧車に乗り、上空から見る限りでも、緑の芝生とともに、下の土が見えているのだろう、黄色くなった部分が少なからず目にできた。

 今予選ではアウェーでの試合をすでにふたつこなした森保ジャパンだが、ミャンマー戦では雨によるぬかるみ、タジキスタン戦では人工芝への対応に迫られ、今回も悪ピッチへの適応が大きな鍵になりそうだ。

 また現地で3日間の準備期間しかないなかで、23人のメンバーが揃い練習を行なえたのは試合の2日前(前述のように橋本は欠席)。戦術練習を行なえるのは前日だけで、不安は尽きない。

 さらに今回は負傷から復帰したばかりのFW大迫勇也がコンディションの関係上、招集外となり、東京五輪世代のMF堂安律、MF久保建英はU-22代表の活動に専念。そして10月10日のモンゴル戦で左ハムストリングを痛めて離脱したDF冨安健洋も引き続きメンバー外と、複数のキーマンを欠くなかでのゲームとなる。

 果たして寒さ、ピッチコンディション、チームとしての調整時間の少なさという、苦境を乗り越えられるか。森保ジャパンが予選4連勝を飾れるのか注目だ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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