【横浜】「テルくんが戻ってきたら――」遠藤渓太のさらなる奮起がタイトルへの近道に

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェスト)

2019年11月02日

「自分の味を出そうと思っていた」

久々のスタメン出場となった鳥栖戦で1ゴール。欲しかった結果を手にして、アピールに成功した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ第30節]鳥栖1-2横浜/11月2日/駅スタ

 過去3試合、遠藤渓太は先発から外れていた。主戦場の左ウイングで、ポジションを争うマテウスにスタメンを奪われ、ベンチスタートを余儀なくされていたが、今節の鳥栖戦では4試合ぶりに先発に名を連ねた。

 マテウスからポジションを奪い返したわけではない。右ウイングの絶対的なレギュラーである仲川輝人が前節の湘南戦で負傷。この鳥栖戦になんとか間に合ったが、大事をとったのか、仲川はベンチメンバーのひとりだった。

 仲川の代役に抜擢されたのが、遠藤だった。「テルくん(仲川)はテルくん。自分は自分のプレーをしっかりやって、自分の味を出そうと思っていた。無難なプレーに終始するよりも、やり切って、今日の試合を終えようと思っていた」。

 巡ってきたチャンスを無駄にするわけにはいかない。「自分自身、あとはないと思っている」と遠藤は危機感を口にする。「テルくんが戻ってきたら、テルくんを使うよ、と。そうなってはいけないと思っていたし、それをすんなりと受け入れてしまうようなプレーはしたくなかった」。だから、何よりも目に見える結果が欲しかった。
 
 17分、左サイドのティーラトンからのクロスに、タイミング良く飛び込んだ。右足でダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺さぶった。どうしても欲しかった結果を、遠藤はゴールという形で示してみせた。

 得点以外でも、チャンスメイクの部分で好プレーを見せていた。左サイドとは違い、右サイドでは中にカットインする仕掛けが目立ったが、「相手が縦を切ってくると思っていたし、中が空いているようにも見えたので、無理に縦に行くより、中に入って左に展開するとか。そういうほうが今日はチャンスになっていた」と振り返る。

 当然ながら、左右が逆になれば、「ちょっと違和感はありました」。イージーなミスもあったと認める。ただ、「アタッキングサードに入れば、右足でボールを持てる」利点もある。そもそも、遠藤は左足が苦手はわけではない。むしろ、左足でのゴールは少なくない。「右と左、両方の選択肢を持ちながら遜色なくやれました」と手応えを語る。

 左ではマテウス、右では仲川がライバルとなる。この鳥栖戦で、遠藤はスタメン奪取に向け、少なからずアピールできたに違いない。今後の焦点は、継続して結果を出し続けることができるか。こうした熾烈な競争が、結果的にチーム力を高めることにつながる。逆転優勝に向けてラストスパートをかける横浜において、遠藤のさらなる奮起が、タイトルをグッと手繰り寄せることになるかもしれない。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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