「そろそろ」と予言していた長谷川監督
アウェーの大分戦で2-0の勝利。「残り5試合、ここからが本当の戦い」と話していた長谷川監督の下、FC東京が勝点3を積み上げた。大分までの移動時間は5時間以上となかなかタフな道程だったが、選手たちは疲れも見せずにチーム一丸となって戦っていた。
「最後まで選手たちが力を合わせて力を出し切ってくれたおかげ」という長谷川監督は、この日の最大の勝因を「なんといっても2トップがよく走ってくれた」と表現していた。
「彼ら2トップ(ディエゴ・オリヴェイラと永井)の献身性が今日の勝利につながりました。クリーンシート(零封)で終われたのはゴールキーパーを含めて最後のところでよく身体を張ってくれたからですが、前線からのチェイスもあったからこそです」
確かに、2トップの前線からのチェイシングは素晴らしかった。D・オリヴェイラ、永井が懸命に走ってパスコースをある程度切ってくれたおかげで、中盤から後ろの選手はかなり守備がやりやすかったはずだ。組織美という点でも大分を上回っていたFC東京でひとりマン・オブ・ザ・マッチを挙げるなら、先制点も決めた永井だろう。
実は、大分戦2日前の練習後に長谷川監督は「(永井が)そろそろ決めてくれるはず」と言っていた。永井のコンディションの良さが分かっていたからこその“予言”だったのかもしれない。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
実は、大分戦2日前の練習後に長谷川監督は「(永井が)そろそろ決めてくれるはず」と言っていた。永井のコンディションの良さが分かっていたからこその“予言”だったのかもしれない。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)