【J1優勝争い】残り4試合で上位3チームに絞られた感も。次節は鹿島がビッグマッチ

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2019年11月02日

大きな鍵を握るのが4位の川崎

浦和を下して首位を死守した鹿島だが、次節は川崎と対戦。写真:滝川敏之

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 J1リーグの30節は上位3チームの鹿島、FC東京、横浜が揃って勝利。この結果、3位までは順位に変動がない。動きがあったのは4位~6位。広島を破った川崎が4位に浮上し、他チームより消化試合がひとつ多い広島が5位、松本と引き分けたC大阪が6位となった。ちなみに、現在の順位表で上位6クラブの成績は以下のとおりだ。

1位/鹿島 勝点59 17勝8分5敗 52得点・25失点(得失点差+27)
2位/FC東京   勝点59 18勝5分7敗 43得点・24失点(得失点差+19)
3位/横浜   勝点58 18勝4分8敗 56得点・35失点(得失点差+21)
4位/川崎  勝点51 13勝12分5敗 50得点・29失点(得失点差+21)
5位/広島   勝点51 14勝9分8敗 44得点・28失点(得失点差+16)
6位/C大阪   勝点50 15勝5分10敗 34得点・23失点(得失点差+11)

 残り4試合で、優勝争いは上位3チームに絞られた感がある。このタイトルレースで大きな鍵を握るのが川崎。なにしろ、残り4試合のうち2つが鹿島と横浜。しかも、11月5日に32節先行分の浦和戦があり、これをモノにできれば多少なりとも上位3チームにプレシャーをかけることができる。川崎の一つひとつの勝敗が覇権争いに影響を与えることは間違いない。

 では、改めて上位4クラブの今後のスケジュールとポイントは? クラブ毎に見ていこう。
 
鹿島
31節(11/9)川崎戦(H)
32節(11/23)広島戦(A)
33節(11/30)神戸戦(H)
34節(12/7)名古屋戦(A)

 当然ながら、次節の川崎戦がひとつの山場。このホームゲームで白星を掴んで、続く広島とのアウェーゲームにも勝てれば、その勢いを駆って一気に突っ走る可能性もある。ただ、2位のFC東京が得失点差をじわりじわりと縮めているのは気掛かり。

FC東京
31節(11/9)磐田戦(A)
32節(11/23)湘南戦(H)
33節(11/30)浦和戦(H)
34節(12/7)横浜戦(A)

 残留争い真っ只中の磐田戦は簡単なゲームではない。ただ、アウェー8連戦のラストとなるこの試合で勝利を飾れば、ホーム2連戦に向けて弾みがつく。ディエゴ・オリヴェイラや室屋など「あと警告1回出場停止」のプレーぶりは気になるところだ。

横浜
31節(11/9)札幌戦(H)
32節(11/23)松本戦(A)
33節(11/30)川崎戦(A)
34節(12/7)FC東京戦(H)

 同じく攻撃的な札幌とのアウェーゲームは壮絶な打ち合いになるか。残留を争う松本との一戦も難しいゲームだが、よりハードな展開になりそうなのが川崎戦とFC東京戦だろう。チームの総合力が問われる。

川崎
32節先行分(11/5)浦和戦(A)
31節(11/9)鹿島(A)
33節(11/30)横浜(H)
34節(12/7)札幌(A)

 優勝争いに生き残るためには、まず浦和戦。このアウェーゲームを引き分け以下で終えるとリーグ3連覇の可能性はしぼむ。浦和を下し、鹿島、横浜も倒せば、FC東京の成績次第で奇跡の逆転優勝も見えてくる。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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