14あった質問のうち11がベイルに関するもの
ラ・リーガ11節のレガネス戦で、5-0の大勝を飾ったレアル・マドリーだが、この試合の前まで、地元メディアの興味はあるひとりの選手に集約されていた。
直近の2試合(ラ・リーガ9節のマジョルカ戦とチャンピオンズ・リーグ3節のガラタサライ戦)を怪我のため欠場していたガレス・ベイルだ。
実際、ジネディーヌ・ジダン監督が出席したレガネス戦の前日会見でも、14あったスペイン語での質問のうち、11がベイル関連だったという。
直近の2試合(ラ・リーガ9節のマジョルカ戦とチャンピオンズ・リーグ3節のガラタサライ戦)を怪我のため欠場していたガレス・ベイルだ。
実際、ジネディーヌ・ジダン監督が出席したレガネス戦の前日会見でも、14あったスペイン語での質問のうち、11がベイル関連だったという。
英紙『TELEGRAPH』のインタビューで、「サッカーをするためのモチベーションを維持するのが難しくなっている」とコメントしたベイルは今週月曜、故障離脱中にもかかわらずロンドンで目撃されており、質問の大半はその報道に関するものだった。
ジダン監督は、「クラブの許可を得たうえで、個人的な理由でロンドンに行った」ことを強調。「彼はマドリーで努力をしている。ただ、試合に出られる状態ではないから、いまはここにいない。それだけのことだ。マドリー残留を決めたのは彼がそれを望んだから。重要なのは100%の状態のときにわれわれが知っているプレーを見せ、チームのために貢献してくれることだ」とコメントしている。
ただ、このロンドン行きについては、「クラブの許可を得て」とする指揮官に対し、クラブは「監督のジダンが許可を与えた」と主張。さらにクラブ側は、「月曜に練習場でトレーニングを行なってからロンドンに向かった」との情報をリークしたが、のちに朝9時にロンドンに出発したことが明らかになり、これが誤った情報であったことが判明している。
これまでもベイルは負傷を繰り返し、そのたびにさまざまな憶測を呼んできたが、今回はこのタイミングでそのベイルに中国行きの噂が再浮上。江蘇蘇寧がふたたび獲得に興味を示し始めているとの報道が出ている。
戦力外から一転、ピッチの上で結果を残し、ふたたびマドリーにとって不可欠な選手になりつつあったベイルだが、また「かつての彼」に戻ってしまうのか。一説には、クラブ・ブルージュ戦(CL2節)で招集外となったことに本人が腹を立てているとも言われるが、はたして……。目の離せない日々は、まだまだ続きそうだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部