ローマにとっては勝利目前の後半ATに起きた悪夢
現地時間10月24日にヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節が各地で行なわれた。そんななか、ボルシアMGとホームで1-1と引き分けたローマが、スコットランド人のウィリアム・コルム主審に激怒している。
前半にニコロ・ザニオーロの先制点でリードしたローマは、終了間際のアディショナルタイムにハンドでPKを献上。これを決められて勝点2ポイントを逸する結果となった。
だが、PKを取られたシーンを映像で見る限り、クリス・スモーリングがシュートをブロックした際、ボールは手ではなく顔面に当たっている。もちろんローマ陣営は猛抗議したが、ELのグループステージではビデオアシスタントレフェリー(VAR)制度が導入されていないこともあり、判定は覆らなかった。
2試合連続ドローに終わったローマは、勝点5ポイントでグループJの首位に立っている。だが、ブンデスリーガの首位チームをホームで下せば、決勝トーナメント進出に向けて大きなアドバンテージとなっていただけに、コルム主審の判定に不満を募らせているのだ。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、パウロ・フォンセカ監督は試合後に「受け入れがたい決定だ。選手たちは打ちひしがれている。ブンデス首位チームを相手に試合をずっと支配していたことを忘れてはいけない」と述べた。
さらに、FWエディン・ゼコは「深刻なミスだ。このレベルではあり得ないことだよ。すべてが変わってしまう」と、より明確に主審を非難した。
前半にニコロ・ザニオーロの先制点でリードしたローマは、終了間際のアディショナルタイムにハンドでPKを献上。これを決められて勝点2ポイントを逸する結果となった。
だが、PKを取られたシーンを映像で見る限り、クリス・スモーリングがシュートをブロックした際、ボールは手ではなく顔面に当たっている。もちろんローマ陣営は猛抗議したが、ELのグループステージではビデオアシスタントレフェリー(VAR)制度が導入されていないこともあり、判定は覆らなかった。
2試合連続ドローに終わったローマは、勝点5ポイントでグループJの首位に立っている。だが、ブンデスリーガの首位チームをホームで下せば、決勝トーナメント進出に向けて大きなアドバンテージとなっていただけに、コルム主審の判定に不満を募らせているのだ。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、パウロ・フォンセカ監督は試合後に「受け入れがたい決定だ。選手たちは打ちひしがれている。ブンデス首位チームを相手に試合をずっと支配していたことを忘れてはいけない」と述べた。
さらに、FWエディン・ゼコは「深刻なミスだ。このレベルではあり得ないことだよ。すべてが変わってしまう」と、より明確に主審を非難した。
「勝っていれば、(GS突破に向けて)すべてがより簡単になっていたんだ。どうして彼があれほど確信していたのか、理解できないよ。コンタクトが見えない位置にいたのにね。終了間際にあんなPK判定なんてあり得ないし、受け入れることができない。明らかに、スモーリングの顔は赤くなっていた。なのに、レフェリーは見ることすらしなかったんだ」
ローマの情報専門サイト『forzaroma.info』によると、サポーターもSNSでコラム主審を揶揄・非難している。なかには、「おいUEFA、日本人に対するローマのタクシー運転手のぼったくり以上の盗みだぞ」「恥ずべきだ。会長、UEFAに対して声を上げろ。もう我慢ならない」といった声が寄せられた。
ボルシアMGのマルコ・ローゼ監督は「ハンドはなかった。それは明確だ」とコメント。誤審だったと認めたうえで、「だがそういう判定になった。ローマの先制点の場面でも、オフサイドがあったことを言っておかなければならない」とつけ加えている。
「ELグループステージでもVARを導入すべきか? 種々のエピソードについて話し合うためにここに来ているわけじゃない。わたしなら、あれはPKにしなかった。ローマ・サポーターの気持ちは理解できる。だが、そういうエピソードのことは脇に置いておきたい」
今回の誤審は、映像を確認できれば回避できただろう。今後、ELでもグループステージからVARを導入すべきとの声は大きくなりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部