「過度にスポットライトを当てるな!」久保建英の“現状”にマジョルカ指揮官が抱く危惧

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年10月16日

18歳の青年に対して慎重なアプローチを

代表戦での出場はわずか4分間のみだったが、やはり移動による疲労は相当なもの。マドリー戦の久保はベントスタートが現実的か。(C)Mutsu KAWAMORI

画像を見る

 日本サッカー界が誇る至宝に対して、マジョルカ指揮官のアプローチは慎重だ。

 火曜日にドゥシャンベで行なわれたワールドカップ・アジア2次予選、日本代表は難敵タジキスタンを相手に3-0の勝利を収め、3連勝を飾った。この試合の86分に登場したのが、久保建英だ。前節のモンゴル戦で出場機会がなかった18歳は、トップ下の位置に入って精力的にピッチを駆け回ったが、代表における史上最年少ゴールは挙げられず。記録更新は11月のキルギス戦にお預けとなった。

 ラ・リーガでのさらなる躍進を期す久保にとって、今週末の一戦はきわめてスペシャルだ。レンタル元であるレアル・マドリーとのホームゲームで、ローン契約ながら出場が認められている。

 そんななか、スペイン全国紙『AS』が増大する久保へのプレッシャーについて言及。マジョルカのビセンテ・モレーノ監督はその起用に細心の注意を払っているという。

「マドリーのプレシーズンで鮮烈な活躍を見せ、鳴り物リ入りでマジョルカにやってきたタケ──本人はそう呼んでほしいようだ──には特大のスポットライトが当てられてきた。だがモレーノ監督は一貫して、18歳の青年である彼に過度なスポットライトは必要ない、大きな責任を負わせるべきではないと考えている。ずっとスタメン起用を続けていないのもそのためで、今回も日本代表戦の移動による疲労を最大限に考慮するはずだ」

 
 久保は8節を終えたラ・リーガ1部で、6試合に出場して3度先発に指名されている。直近のエスパニョール戦(10月6日)では周囲の予想に反してスタメン落ちし、地元メディアなどは疑問を投げかけていた。

 指揮官は久保の微妙な心の揺れに、なにかしらの変化を感じ取っているのか。土曜日に本拠地ソン・モイスで迎えるマドリー戦。大一番での起用法に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
「代表戦はまさかの“4分間”」「マジョルカに朗報!」久保建英の“マドリー戦先発”に地元メディアが太鼓判!
【東京五輪世代の最新序列】ブラジル撃破でポジション争いの構図は?A代表の堂安、久保も一番手ではない!?
金田喜稔がタジキスタン戦を斬る!「嫌な流れを変えたのは18番。ヒデみたいで面白いね。森保監督のなかで久保の序列は…」
「流石です」現地メディアも脱帽したU-22日本代表のブラジル撃破! 久保建英が歓喜のメッセージを送ったのは…
【日本代表】タジキスタン戦で疑問が残った堂安と久保の起用法。一方で光明は…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ