• トップ
  • ニュース一覧
  • 「今も寝る前に考える」「日韓W杯でリベンジしたかった…」バッジョ、伝説のPK失敗シーンを回想

「今も寝る前に考える」「日韓W杯でリベンジしたかった…」バッジョ、伝説のPK失敗シーンを回想

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年10月13日

現代サッカー界の“怪物”たちには何を思う?

今もなお多くのファンの脳裏に焼き付いているバッジョのPK失敗。このサッカー史に残るシーンを本人が振り返った。 (C) Getty Images

画像を見る

 元イタリア代表のロベルト・バッジョといえば、1994年にアメリカで開催されたワールドカップ(W杯)の決勝、ブラジルとのPK戦で最後のキックをクロスバーの上に外した場面を思い浮かべる人が少なくないだろう。

 スコアレスのまま120分を終え、迎えたPK戦だった。後がなくなったイタリアのラストキッカーとして登場した名手バッジョがキック失敗し、腰に手を当ててうなだれる姿は、サッカーの歴史に残る1シーンだ。

 この時に味わった悔しさを、バッジョ本人は今もなお、抱えているようだ。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、2004年に現役を引退したバッジョは、当時35歳だった2002年に行なわれた日韓W杯でジョバンニ・トラパットーニ監督から招集されなかったことに「傲慢になってしまうが、自分は招集に値したと思う」と語り、次のように振り返っている。

「あの時の落胆は非常に大きかった。パサデナの時に似ていたよ。だから今の自分はサッカー界から離れて生きている。でも、当時の自分には、あの蹴り上げてしまったPKへのリベンジに対する思いが強かったんだ」

 さらにバッジョは、「人生であんな風に蹴ってしまったことは、ほかにはなかったんだ」と続けた。

「高く蹴ってしまったことはあるかもしれない。でも、あれほどクロスバーを越えてしまうことはなかった。今でもまだ、たまに寝る前にあの時のことを考えてしまうんだよ」

 そんなバッジョは、現在のサッカー界について、どう考えているのだろうか。クリスチアーノ・ロナウドやリオネル・メッシを「みんな怪物だよ」と評している。

「パウロ・ディバラも素晴らしいクオリティーの選手だ。ネイマールも面白い。あれだけの選手たちを、怪物じゃないなんて言えないさ」

 同紙のコメントの中で興味深かったのは、バニシングスプレーに関するコメントだ。フリーキックの名手だったバッジョは、当時からこの技術があれば、得点が増えていたはずと述べている。

「今のサッカーをやってみたいな。フリーキックの際に壁のところに主審がラインを引くのを見るとね。わたしだったら、どれだけのゴールを決められたことか。わたしだけじゃない。ジーコやシニシャ・ミハイロビッチなど、多くの選手たちがもっと得点していたはずだ」

 タラレバを言ってはキリがない。だが、あの勇姿を現代サッカーのように細かなルールがあるなかで、見たいと願うファンも少なくないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
【コラム】「久保=バッジョ」とは思わないけど…
「真の10番」「本物のファンタジスタ」ロベルト・バッジョの“伝説のゴール集”にファン熱狂!
02年W杯の韓国vsイタリア戦での「誤審」を認めたモレノ主審、「副審のせい」「イタリアは臆病」と言いたい放題!トッティの退場については…
町田・藤田晋オーナーが明らかにした“未来構想”。クラブ名に“トウキョウ”を加え「一番意識しているのは…」
「まさにハンターだ」「まじ美しい!」C・ロナウド、700ゴール達成ループ弾にファン興奮!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ