選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト12.23号（12月9日発売）より
 
【徳島】
［GK］
31　長谷川徹　6　
米倉の際どいシュートに反応して左足で防ぐなど、猛攻を凌ぎ切った。
［DF］
24　那須川将大　6　
押し込まれた前半から徐々に挽回。後半はサイドアタックをいなした。
2　福元洋平　6.5　
“重戦車”パトリックにフィジカルで互角に渡り合いプレーを制限。
26　橋内優也　6　
47分に左足を一閃。ネットを揺らすも、オフサイドで幻のゴールに。
4　藤原広太朗　5.5　
オ・ジェソクに手を焼き、終盤には足を痛めたが、気迫で乗り切る。
［MF］
16　斉藤大介　6　
中盤の底にフィルター役として構えつつ、カウンター時には起点に。
33　エステバン　6.5　
無失点で抑えた功労者。鋭い加速でプレスとボール奪取を継続した。
14　濱田 武　5.5　
守備は及第点の一方、攻守の切り替えで周囲とリンクできなかった。
20　大﨑淳矢　6　
スピードあるドリブル突破でボックス内に侵入し、チャンスを創出。
17　衛藤 裕　6　
労を惜しまないハードチェイスと、積極的なシュートで存在感を示す。
［FW］
19　キム・ジョンミン　6　
高さを活かしてボールを収めたが、次に移行する際にミスが多かった。
［交代出場］
3　アレックス（MF）　6　
守勢に回った時間帯は、最終ラインまで戻り相手の波状攻撃に対抗。
13　高崎寛之（FW）　6　
ひとり前線に残り、カウンターの準備。シュートまで行きたかった。
［監督］
小林伸二　6.5　
今季二度目の３ボランチシステムが的中。割り切った戦いを貫いた。
 
【G大阪】
［GK］
1　東口順昭　6　
ひやりとする場面を何度か作られたが、プレーにミスはなかった。
［DF］
14　米倉恒貴　5.5　
攻撃面で変化を付けられず、逆に裏のスペースを突かれてピンチに。
5　丹羽大輝　6　
中盤との連係が乱れる時間もあったが、１対１の対応はそつなし。
8　岩下敬輔　6　
カウンターを浴びた場面で、素早くカバーリングに入ってブロック。
22　オ・ジェソク　6　
前半は左SB、後半は右SBで上下動を繰り返し、広範囲をカバー。
［MF］
15　今野泰幸　6　
不用意なパスミスも見られたが、ボール回収とパスの散らしに専念。
7　遠藤保仁　6　
臨機応変にポジションを変えながら穴を探り、徐々にリズムを作る。
13　阿部浩之　5.5　
本来の積極性が鳴りを潜め、攻撃面での絡みも少なく前半で交代。
19　大森晃太郎　5.5　
崩しの局面で呼吸が上手く合わず。結局、シュートも０本に終わる。
［FW］
39　宇佐美貴史　6　
両軍最多のシュート４本と気を吐くも、ゴールを捉え切れなかった。
29　パトリック　5.5　
要所で怖さを発揮したが、エリア内で勝負できる回数は少なかった。
［交代出場］
9　リンス（FW）　-　
切れのある動きで攻撃を活性化させたが、肝心のシュートは打てず。
11　倉田 秋（MF）　5.5　
仕掛ける意識は感じられたが、エリア付近では打開し切れなかった。
4　藤春廣輝（DF）　6　
衛藤との攻防では優位に立ったが、思ったようにスペースを突けず。
［監督］
長谷川健太　5.5　
システムを代えて、交代カードも切ったが、徳島の堅い守備に苦戦。
 
［試合内容］
３ボランチを中心にブロックを築き、カウンターを狙う徳島に対し、G大阪はパトリックへのロングボールや宇佐美の個人技で打開を図るも最後までゴールを割れず。それでも引き分けで勝点１を手にし、９年ぶりの優勝を飾った。