「計画は知っていた」「5年から10年の忍耐が必要」名将スコラーリは中国の“助っ人帰化計画”をどう見る?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年10月03日

エウケソンの中国代表入りに太鼓判

酸いも甘いもかみ分けてきた名将スコラーリは、かつての教え子の中国帰化に対して持論を展開した。(C) Getty Images

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 広州恒大に所属するブラジル出身のストライカー、エウケソンは、今夏に中国に帰化。先月にはマルチェロ・リッピ監督によって中国代表に初めて招集され、いきなりカタール・ワールドカップのアジア2次予選に臨んだ。そのデビュー戦となったモルディブ戦で、早速2ゴールを叩き出した。

 2013年1月に広州恒大に入団して早や5年。公式戦238試合に出場して134ゴールと、圧倒的な戦績を残してきた“最強助っ人”の決断は、驚きをもって国内外で報じられた。

 かつて広州恒大を指揮した名将ルイス・フェリペ・スコラーリは、中国メディア『新浪体育』のインタビューに対し、「帰化選手に関する中国の計画については十分把握していた」と明かし、エウケソンの決断についても太鼓判を押した。

「エウケソンだけじゃない。(今後の代表入りが噂される)アランやリカルド・グラールも、私の選手だった。一緒に働いたし、良く戦ってくれた。これから帰化する選手たちは間違いなく中国代表に入るだろうし、ワールドカップ出場に向けて、大きな助けとなるはずだ」

 2015年から2年間に渡って広州恒大を率いた"フェリッポン(スコラーリの愛称)"。中国サッカーの事情をよく知る男は、「過去5年できわめて大きな進歩を遂げている」と強調し、帰化選手が与える影響については次のように分析している。

「帰化する選手たちの件について、私は、中国サッカー協会と各クラブが、とてもいい仕事をしたと思っている。これによって、代表チームの技術と戦術は彼らによって補完され、確実に強化されるはずだ。個々のポジションの強さも改善されることだろう。

 帰化選手のプレーは、今後の中国サッカーの基礎となり、当たり前のことになるだろう。だが、この計画は1日や2日ですべてが完成するものではない。少なくとも、あと5年から10年の忍耐が必要になる」

 課題は少なからずあるとはいえ、フェリッポンのお墨付きを得た帰化選手たちをチームに取り込み、競争力を高めようとしている中国代表。その存在は、同じ東アジアのライバルでもある日本にとっても、脅威となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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