【鹿島】縦パスか、横パスか、シュートか――絶好機でセルジーニョの瞬時の判断は?

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年09月14日

「良い形で止めることができたので」

勝利を決定づけるチーム2点目を叩き込んだセルジーニョ。これで3戦連発、今季通算10点目となるゴールだった。写真:徳原隆元

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[J1リーグ第26節]鹿島2-0FC東京/9月14日/カシマ
 
 鮮やかな一発だった。
 
 1-0で迎えた78分、ペナルティアーク付近で名古新太郎からの横パスを受けたセルジーニョは、左足を一閃。強烈なシュートがFC東京のゴールに突き刺さる。後半は劣勢の時間帯が多かった鹿島だったが、苦しい展開を凌ぎ切ると、訪れたチャンスを確実にモノにして、勝点3を手繰り寄せた。
 
 セルジーニョがパスを受けた時、前方では途中出場の上田綺世がパスを呼びこむ姿勢を取り、左サイドでは小池裕太がフリーでスタンバイ。自身のシュートを含めれば、3つの選択肢があったセルジーニョはその時、何を思っていたのか。
 
「(ボールを)コントロールした時点で、良い形で止めることができたので、まずはシュートを意識していました。そのシュートをちゃんとミートして打てれば入るという感覚でした。その通りになって良かったです」
 
 勝負を決定づける貴重な追加点だった。セルジーニョはこれで3戦連発。チームトップの10得点目と二桁をマークする好調ぶりだ。
 
 この勝利で鹿島は首位のFC東京に勝点1差にまで肉薄。3年ぶりのリーグタイトル奪還に向け、常勝軍団がいよいよ本腰を入れてきた。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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