“我慢比べ”のゲームを制した大宮が勝利!! 岡山は3試合連続無得点で3連敗に…

カテゴリ:Jリーグ

佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

2019年08月11日

大前元紀の直接FKが決勝点に

64分に交代で入った大前元紀⑩がフリーキックを決め、決勝点とした。(C)J.LEAGUE

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[J2・27節]岡山0-1大宮/8月10日(土)/シティライトスタジアム
 
 J2リーグは8月10日、各地で27節の8試合を開催。シティライトスタジアムでは、ファジアーノ岡山対大宮アルディージャの一戦が行なわれ、1対0でアウェーの大宮が勝利を収めた。
 
 ファーストシュートを放ったのは岡山だった。試合開始早々の1分、右サイドから仲間隼斗とイ・ヨンジェのワンツーで仲間が敵陣深くへボールを運び、ゴール前へ上げたクロスにイ・ヨンジェがヘディングシュート。これは惜しくもゴール左へそれてしまう。
 
 すると今度は大宮が反撃。10分にロビン・シモビッチがヘディングシュートを、12分に奥抜侃志が右足シュート、さらに13分に再びR・シモビッチが強烈なシュートを見舞い、立て続けに枠内へのシュートを放つ。だが、岡山のGK一森純が見事なセーブを見せ、ゴールラインを割らせなかった。
 
 その後も岡山は上田康太や仲間が、大宮は小島幹敏やこの夏名古屋から加入した櫛引一紀らが果敢にシュートを放つも決め切ることができず、前半は互いにノーゴールのまま折り返した。

 硬直したゲームを動かしたのは、途中出場の大前元紀だった。
 
 64分、相手ペナルティエリア付近でイッペイ・シノヅカが倒され、大宮がFKを獲得。このタイミングで茨田陽生に代わって大前が投入されキッカーを務める。振り抜いた右足のシュートはキーパーの逆を突いてゴール右に収まり、65分に大宮が先制に成功。そしてこれが決勝点となった。
 
 試合後、岡山の有馬賢二監督は「(互いに)チャンスのある我慢比べのゲームの中、すごい厳しいもの(試合)ではなかったと思う」と悔しさをにじませつつ、直近2試合(25節●0-4柏、26節●0-2愛媛)の敗戦では見えなかった自分たちのベースをこの試合で見い出すことができたと言い、「十分次に修正できる部分。これからのリーグ戦の戦いに繋げていける。そこは収穫だと思う」と次節へ気持ちを新たにしていた。
 
 大宮は勝点3を上積みして3位をキープ、岡山は8位から暫定9位に後退した。
 
取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)
 
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