3冠達成時のエースも現状を嘆く
現地時間8月8日、この夏を通じて去就が注目されてきたロメル・ルカクが、マンチェスター・ユナイテッドからインテルへ移籍することが決定した。
アントニオ・コンテ監督が熱望したベルギー代表FWの獲得が決まったインテルだが、一方で内部に抱える火種の解決も注目される。昨シーズン途中にキャプテンマークを剥奪し、プレシーズンに首脳陣が構想外を言い渡したマウロ・イカルディの処遇だ。
イカルディと妻で代理人のワンダ・ナラは、家庭の事情もあり、ミラノから引っ越すつもりがないと言われる。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、子どもたちのことを重視するイカルディ夫妻が、あらゆる移籍先を考慮しない意向と報じている。
クラブとの対立が表面化しているイカルディだが、その実力は折り紙付き。それだけに、インテルはイカルディと和解すべきとの声も絶えない。
イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、以前からイカルディを評価する元オーナーのマッシモ・モラッティは「イカルディのほうがルカクより上」と述べている。
「私は彼のことを知っているが、とても素晴らしい青年だ。つねにプロフェッショナルだった」
アントニオ・コンテ監督が熱望したベルギー代表FWの獲得が決まったインテルだが、一方で内部に抱える火種の解決も注目される。昨シーズン途中にキャプテンマークを剥奪し、プレシーズンに首脳陣が構想外を言い渡したマウロ・イカルディの処遇だ。
イカルディと妻で代理人のワンダ・ナラは、家庭の事情もあり、ミラノから引っ越すつもりがないと言われる。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、子どもたちのことを重視するイカルディ夫妻が、あらゆる移籍先を考慮しない意向と報じている。
クラブとの対立が表面化しているイカルディだが、その実力は折り紙付き。それだけに、インテルはイカルディと和解すべきとの声も絶えない。
イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、以前からイカルディを評価する元オーナーのマッシモ・モラッティは「イカルディのほうがルカクより上」と述べている。
「私は彼のことを知っているが、とても素晴らしい青年だ。つねにプロフェッショナルだった」
また、『fcinter1908.it』によると、2009-10シーズンの3冠達成時のエースであるディエゴ・ミリートも、アルゼンチン『Fox Sport Sur』で、かつて一緒にプレーしたこともある同胞の後輩について、「彼のことをよく知っているから残念だ」と、その現状を嘆いた。
「私のラストシーズンに彼とプレーしたが、クラブのために多くをしてきた選手、あれほどゴールを量産してきた男が、このような状況に置かれているのはつらいね」
ルカクの加入でますます居場所がなりそうなイカルディは、それでもインテル残留を貫くのか。戦力外通告を繰り返してきたクラブが、元主将を構想に戻すことはないのか。類稀な決定力を持つゴールゲッターの去就が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「私のラストシーズンに彼とプレーしたが、クラブのために多くをしてきた選手、あれほどゴールを量産してきた男が、このような状況に置かれているのはつらいね」
ルカクの加入でますます居場所がなりそうなイカルディは、それでもインテル残留を貫くのか。戦力外通告を繰り返してきたクラブが、元主将を構想に戻すことはないのか。類稀な決定力を持つゴールゲッターの去就が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部