ユーベは7300万円を返金へ
現地時間7月26日に韓国のソウルで行なわれたKリーグのオールスターチームとユベントスのエキシビジョンマッチで、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドが負傷を理由に欠場した余波は、いまだ収まる気配がない。
ユーベはC・ロナウドのコンディションが万全ではないとし、エースを温存させた。だが、それによって、高額なチケットを購入していた6万5000人の観客が憤怒。韓国国内では、「ロナウド詐欺だ」という反発が起き、一部のファンはグッズの不買運動も起こしている。
一連の問題を収束させるべく現地時間7月30日、韓国プロサッカー連盟はユーベに対して正式な抗議文書を送付したようだ。地元紙『Korea Herald』によれば、同連盟は今回の親善試合を行なううえで、「C・ロナウドを45分以上出場させること」、「主力選手の比率」、「ファンミーティングイベントの開催」など5つの違約金の項目を設定していたと主張し、「抗議文書で、クラブの無責任な行動を強く叱責した」という。
ユーベはC・ロナウドのコンディションが万全ではないとし、エースを温存させた。だが、それによって、高額なチケットを購入していた6万5000人の観客が憤怒。韓国国内では、「ロナウド詐欺だ」という反発が起き、一部のファンはグッズの不買運動も起こしている。
一連の問題を収束させるべく現地時間7月30日、韓国プロサッカー連盟はユーベに対して正式な抗議文書を送付したようだ。地元紙『Korea Herald』によれば、同連盟は今回の親善試合を行なううえで、「C・ロナウドを45分以上出場させること」、「主力選手の比率」、「ファンミーティングイベントの開催」など5つの違約金の項目を設定していたと主張し、「抗議文書で、クラブの無責任な行動を強く叱責した」という。
また、同連盟から「違約金の算定作業を進めるよう」に通達されているという試合を主催した代理店『The FASTA』のロビン・ヤンCEOは、韓国の放送局『SBS』の取材にして、「私たちにはどうしようもできなかった」と涙ながらに釈明している。
「私たちは試合中にパベル・ネドベド副会長をはじめとするユベントスの関係者にロナウドを出場させることを求め、クレームを入れた。けれど、ネドベドは『私も彼の出場を望んでいる。しかし、彼がプレーしたくないと言っている以上、申し訳ないが、どうしようもない』と言われたわ」
気になるのは、今後の処遇だ。複数の韓国メディアでは、正式な抗議文を受け取ったユーベが、今後、数日中に担当スタッフを訪韓させて謝罪をすると報じられており、最悪の場合に想定される法廷闘争を避けるために収益3億2100万円のうち7300万円を『The FASTA』に返金する可能性が高いとされている。だが、一部ではユーベに対して訴訟を起こす動きが強まっており、問題の収拾は一筋縄ではいかなそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部